英語科講師のサリーです!
今日は、私の過去のたくさんありすぎる失敗談、といいますか経験談の中から。
英語の「言葉」という形にとらわれすぎて、まったく意思疎通が出来なかったときのお話です。
大学1年生のとき、アイスクリーム屋でアルバイトをしていました。ある日、日本語があまり分からない外国人のお客さんがいらっしゃり、アイスクリームの注文を受けて、お持ち帰りの箱に詰めました。
その後、「お持ち帰りの時間が20分以内でしたら、ドライアイスが無料となりますが、いかがなさいますか。」というお決まりのフレーズがあるので、他のお客さん対応時と同様、日本語でゆっくり言ってみましたが、
案の定全く通じず。
これは英語を話すチャンス!!と思い、
1度目の挑戦:”If えーと お持ち帰りの時間?
time to go home? Within 20 minutes, ドライアイス(これって英語?!)is free.”
→通じず。
ドライアイスの発音が悪くて分からなかったのかな?
2度目の挑戦:Dry!Ice!英語っぽく連発。→通じず。
3度目の挑戦:Cold!Ice!White!ドライアイスの説明に徹する。
→本来の目的を見失う。
The end.
見かねた先輩が、ドライアイスをお客さんの目の前に見せ、
腕時計をさし、
日本語で「20分」といいながら指で20を表す。
その後紙に「20分¥0」、「30分\□」、「1時間¥◇」、と書くと、
お客さんの不安そうな表情が一気に明るくなり!!
あっという間にお会計。
英語なんて一言も使わず。
英語学習時に、「直訳は避けましょう」、といわれる理由は、
直訳だとメッセージの本来の意味が伝わりにくいからです。
私のこの例では、
「お持ち帰りの時間が20分以内でしたら、ドライアイスが無料となりますが、いかがなさいますか。」を直訳するのではなく
「家に帰るまでどれくらいの時間がかかりますか」を聞かなくてはいけなかったのです。
そしてジェスチャーや絵など、言葉以外のものにも頼るべきだったのです。
私の失敗は、「正確に話そうというプライド」が「伝えたい気持ち」に勝った結果ですね。
「伝えたい気持ち」を大切にして、「英会話」を楽しみたいですね♪