初めてのイギリス海外留学。オックスフォードでのエピソードとビートルズの思い出

海外留学

初めての海外、初めての留学。日本から32時間憧れの地オックスフォードへ。

19才、初めてのイギリス海外留学でオックスフォード

初めての海外は大学生だった19歳の夏、行き先はイギリス東部の町オックスフォードで、1ヶ月間オックスフォード大学の大学院生と1対1のディスカッションをするというハードコースに無謀にも挑戦しに行きました。
大学は英文科専攻でしたが、いわゆる受験英語からは完全に脱皮しておらず、外国人と話したのは大学に入ってから。
英会話も大学の授業で初めてという、現在のグローバルな教育環境とはかけ離れた状況でした。

10代最後の夏はイギリスで過ごすのだとワクワクいっぱい、不安いっぱいで生まれて初めて乗る飛行機。
しかも当時ヨーロッパにはアラスカのアンカレッジ経由でいくか、南周りの安い飛行機でしかいけない時代。
よって、南周りのシンガポール航空で30時間ぐらいかけてヘトヘトになりながらロンドンに着き、さらにバスに2時間ほどゆられて、かの有名な大学の町オックスフォードに着いたのでした。

Oxford city
大学の町オックスフォード

イギリスでは、オックスフォードとケンブリッジが大学の町として有名です。
2つの都市を併せてオックスブリッジ(OXBRIDGE)と呼ばれています。
大学を意味する英語としてuniversityとcollegeがあります。

なんとなく、universityは大きめの総合大学、collegeは小さめの単科大学と分類してしまいますが、イギリス、ことオックスフォードやケンブリッジは大いに違います。
オックスフォードを例にとってみると、オックスフォードの町では日本の皇太子殿下も通ったクライストチャーチ、サッチャー元英首相が通った女子大のサマーヴィルなど、これらはみんなcollegeと呼ばれていて、collegeが町中に点在しています。
そのcollegeが集まった総称をオックスフォード大学(oxford university)と呼んでいます。
まさにオックスフォードは大学の町そのものなのです。

不思議の国アリスとハリーポッター

滞在中、いろんなcollegeを見学にいきましたが、1番好きなのはやはりクライストチャーチ(Christ Church)です。
不思議の国のアリスを書いたルイス・キャロルもここの教授でした。
もう移転してしまいましたが、クライストチャーチの目の前にアリスグッズ専門店があり、アリス大好き女子がいつもたむろしていました。
かくいう私もその一人で、そこでアリスの絵がついたピルケースをおみやげに買ったことを覚えています。また、クライストチャーチの食堂はちょっと暗めですがとても素敵で、独特の雰囲気があり気に入って何回も通いました。

後に映画「ハリーポッターシリーズ」のホグワーツ魔法学校の大食堂のモデルとなっています。
ハリーポッターの映画をみたとき、思わず懐かしさでいっぱいになりました。

また、クライストチャーチキャンパスのグラウンドは芝で覆われ、少しいくと小さい森があり、その中に小川が流れていて、小さなボートをこぐ若者たちを(私も19歳でしたが)、小川のそばのベンチにすわってずっと眺めていました。
イギリスを離れる前日、風に吹かれながらそのキャンパスの芝にたち、もっと大人になった時に、必ずここの風景を見よう、戻ってこようと誓いましたが、未だに行けてないのが残念です。

who am I? 私は誰なのかの洗礼

英語がまだ自然とでてこないレベルのまま、しかも聴きなれないイギリス英語。
ホームステイ先は元学校の教師だったというおばあさんの家で、たまに息子で独身男のブルースがくるぐらいの静かな家でした。
3階建のこじんまりとしたシティハウスで、1階は私の部屋とバスルーム、二階はリビング、3階はおばあさんの部屋、ガーデニングのための裏庭があり、家の中は趣味のよいイギリス家具に囲まれていました。

毎朝バスに乗って出かけ、バス停から10分ほど歩いて担当のオックスフォードの大学院生の下宿まで行き、数時間ひたすら話す。
彼女は演劇を専攻していて少し気難しい感じでしたが、徐々に打ち解け、私のつたない英語に容赦せず、質問のシャワーを浴びせました。
途中から同じ大学院生で彼女のボーイフレンドも参戦し、ネイティヴ2人との格闘が毎日続きました。
何度、うまく話せず悔しくて泣きそうになったことか。

(1)What is your major?(大学の専攻はなんですか)

(2)Why do you choose your college major?(なんでその大学と選考をえらんだの?)

(3)Who you like best in British novelists?(イギリスの作家でだれが好きですか?)

(4)Why do you like him?(なんで彼が好きなの?) You don’t like American novelists? (アメリカの作家はきらい?)

(5)What do you want to be in the future? Why? (将来はなんになりたいの? それはどうして?)

・・・・・・・

今なら年の功で適当に答えられるはずです(笑)。
当たり前に高校に行き、当たり前に大学を受験し、当たり前に受かったところにいっただけ。
世はバブルで就職なんか後々考えればいいやと、毎日が日曜日の19歳のボ~っとした女子大生だった私が答えられたのは、お恥ずかしいことに1番のみ。
あとは、答えにつまって答えられなかったのです。
理由は英語が出てこなかったのでなく、日本語ですら質問されたこともないことで、考えたことがなかったからです。

私は「あたりまえすぎてわからない」と言い続けました。
向こうは「??」の顔。
日本では相手のことを根掘り葉堀り聞くのは失礼という暗黙の了解があり、基本ききません。
しかし、英語はこれでもかとどんどん挑んできます。

言葉によって存在が初めて成り立つ言語コミュニケーション(Verbal)の英語と、言語はあいまいだが、態度や察することによって会話が成り立つ非言語コミュニケーション(Non Verbal)の極みである日本語。
私は非言語コミュニケーションを使う日本人であることを痛感したのでした。
そして、その私が英語を話すためには、Who am I?私はだれなのか、アイデンティティ(identity)を明らかにし、しかも明確に言語化しないといけないのだと身をもって知ったのでした。

留学での次なる試練は、日本語と英語の思考様式の違い!帰納(きのう)法と演繹(えんえき)法

二人のネイティヴに質問のシャワーを浴びせられて1週間、やっと慣れてきた私の次なる試練は、日本語と英語の思考様式の違いでした。
彼らの質問に答えようとすると、

Wait, wait. So what do you want to say?(ちょっとまって。で、きみは何がいいたいの?)

の連発です。
私はまだ答えをいってないのに、なぜ彼らは途中でさえぎるんだろう、なんで結果を急ぐんだろうとだんだん腹が立ってきました。
単語や文法はあっているのに私の英語と彼らの英語には何の違いがあるのだろうか。
それが思考のパターンの違いだとわかるのは後々のことで、私はこの人たちはせっかちなんだろうと勝手に思い込んでいました(笑)

人間の思考方式として、大きく分類すると帰納法と演繹法の二つがあります。

①帰納法はいくつものファクターを並べ、その事由により結果を出す思考パターン。
友達のディナーの誘いを断る例とすると、風邪もひきはじめだし、まだ宿題が残っているので、ディナーには行けないよ、ごめん。となります。

一方、②演繹法はまず結果を出し、その後でその理由となるファクターを並べる思考方式です。
ごめんね、今日はディナーにいけないよ、風邪もひきはじめだし、まだ宿題が残っているから。
となります。

日本語と英語の思考方式の違いは明らかで、①が日本語、②が英語となります。

日本語は②の思考様式もできますが、仕事上ならまだしも、日常会話にとりいれるとなんとなくキツイ人という印象を他人が受けるのも事実。
①を英語でやると、私が話したメリハリのない英語となってしまいます。

英語の文法にもそれがあらわれているのにお気づきでしょうか。
ディナーに行くのか行かないのか、I will go なのかI won’t goなのかを最初にいわないと、英語は話せないのです!

結果からいう演繹法に慣れている彼らは、私の延々とつづくファクターの羅列にしびれをきらし、はやく結果を教えて!という願望をおさえられず、Wait, wait. So what do you want to say?(ちょっとまって。で、きみは何がいいたいの?)になってしまったのです。

英語の語学講師は、日本人が話す方法になれているので、ずっと辛抱強く待っていてくれますが、彼らは大学院生であり、講師ではありませんでした。
だから逆によかったのではと今では思っています。

それ以来、英語を喋るときは人格を変えよう!と思ったのはいうまでもありません。
mmmでは、英会話レッスンの生徒さんはご自分で外国人の名前をつけてもらうことになっています。
名前からそれに似た外国人名をつけてもらってもいいし、好きなハリウッドスターの名前でもかまいません。
そう決めたのは、私のこの苦い留学経験からきていることは間違いなさそうです。

ビートルズ

ビートルズがやってきた!「ひよっこ」で思い出した留学時代

昭和40年前後の元気な日本と、明るく生きるヒロインを描いたNHK朝の連続ドラマ、「ひよっこ」が話題です。
ドラマの中でビートルズが昭和41年に来日したことで、日本中が大騒ぎになっている様子が描かれていました。

私がビートルズを初めて聴いたのは中学3年生の頃。
洋楽好きな友達が私のためにカセットテープにいれてくれたビートルズのベストアルバムを、テープが擦り切れるほど聴きました。

当時すでにビートルズは解散して随分たっており、ジョン・レノンは長い主夫生活からカムバックしたばかりでしたが、その年の12月に凶弾に倒れ、世間は騒然となりました。

私の中学、高校時代は洋楽全盛期で、マドンナやマイケルジャクソンといったスーパースターがキラ星のごとく登場した時代です。
そのほとんどがビートルズの影響を受けているといわれています。
ポピュラーミュージックの原点であるビートルズの音楽を聞きながら、受験勉強をしたのが昨日のことのように思い出されます。

ひよっこ、ビートルズ生誕の地、リバプールの旅

19歳の夏、イギリスのオックスフォードで勉強する機会がありました。
大学受験を乗り切れたのはビートルズのおかげ!とばかり、どうしてもビートルズ生誕の土地リバプールに行ってみたいという願望にかられ、生まれて初めての一人旅にでかけたのです。

初めての海外、初めての留学、初めての一人旅。
まさに「ひよっこ!」。
不安にかられた私はホストマザーのおばあさんに、“Am I alright?”(私大丈夫かな?)ときいたのですが、おばあさんは “No problem! Bon Voyage!”(問題なし! よい旅を!)と満面の笑顔で送り出してくれたのでした。

オックスフォードからバスでロンドンへ行き、ロンドンからリバプールまではマンチェスター経由で電車で数時間。
途中で電車が3時間くらい理由もなく止まってしまい(たぶん理由があったんでしょうが私にはわかりませんでした)、予定よりだいぶ遅れて夜の港町のリバプールに1人到着しました。

インターネットもない時代。
当然宿も予約しておらず、駅についたらヨーロッパの大きな駅には必ずある「ツーリストインフォメーション」に行き、長蛇の列に並んで案内の人に予算と部屋のタイプをいいます。
“One single room without bathroom, one night, please”(バストイレ付でない1人部屋を1泊お願いします)
スタッフはそれに見合ったホテルを紹介してくれ、簡単な地図を渡されました。
それを頼りに道行く人に聞きがてら、やっとホテルにたどり着いたのです。

オックスフォードのアカデミックな雰囲気に慣れていた私は、雑多な感じの港町に着いた時に少し違和感を覚えましたが、大丈夫だろうと鷹をくくっていたのが、そもそもの始まりでした。

大学生の貧乏旅行。
トイレとバスルームを共同でいいやと思ったのが運のつき。
共同のトイレ、バスルームの向かいの質素な部屋をとったところ、夜中でもバスルームから男の人の咳払いや鼻歌が聞こえ、怖くてバスルームに行けず、トイレは速攻終えて部屋に戻るという、情けなさ。

夕食にとケンタッキーフライドチキンを見つけ、お腹ペコペコでほおばっていると、浮浪者みたいなおばあさんが入ってきて辺りかまわず叫び出し、こわくてそのまま走って逃げました。
途中振り返ると私の席にそのおばあさんがすわり、私のフライドチキンを食べているではありませんか。
本当に散々な夜でした。

ビートルズゆかりの場所へ、思い出のペニーレーンPENNY LANEの旅

翌日気をとりなおし、2階建てのバスでゆかりの地をめぐるマジカル・ミステリー・ツアーに参加しました。

ビートルズ博物館を見学、ビートルズの活動拠点であるライブハウスだったキャバーンクラブ、ジョンやポールの生家など、ビートルズゆかりの場所を求めて地図とにらめっこしながら、1日中リバプールの町を歩きました。
ビートルズ博物館では、数年前に亡くなったジョンの服や楽器などが展示してあり、感激もひとしお。
最後に、私の好きな曲の一つであるPenny Lane(ペニーレーン)にいってみようと思いたちました。

1967年に「ストロベリー・フィールズ・フォー・エヴァー」とともに、ダブルA面としてリリースされ、その後アルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」に収録された名曲。
ペニーレインとはリバプールにある通りの名で、ジョンやポールが少年時代に遊んだところです。
ジョン・レノン、ポール・マッカトニー共同の作品になっていますが、実質的にはポールの作品。

私はどうやら、ペニーレーンの近くにきたのですが、なんの変哲もないイギリスの通りで、果たしてここがペニーレーンなのか違うのかよくわからず、通りすがりの品のいい老婦人に尋ねました。

私)Where is Penny Lane? ペニーレーンはどこですか?

婦)Over there.  むこうですよ。
  Where do you want to go in Penny Lane?  ペニーレーンのどこにいきたいの?

私)I just want to go Penny Lane.  ペニーレーンに行きたいだけなんです。

婦)??(不思議そうな顔)

私)I like Beatles! ビートルズがすきなんです!

婦)Oh, I understand. Lovely!  わかったわ。すてきね!

帰りはマンチェスターまで同じように電車で行き、マンチェスターからロンドン、ロンドンからオックスフォードまではバスで戻りました。
バスの運転手は、ロンドンから中学生ぐらいの日本人の女の子が乗ってきたと思い込み(日本人はとても若く見られて得です)、Hello girl , with me, with me.(お嬢ちゃん、僕と一緒、僕と一緒にいてね)といって運転席の後ろに座らせてくれ、無事オックスフォードまで戻ることが出来たのでした。

Penny Lane 訳

In Penny Lane there is a barber showing photographs
Of every head he’s had the pleasure to know
And all the people that come and go
Stop and say hello

ペニーレーンでは
これまでに切ってきた髪型を写真にして自慢するのが生きがいの床屋がいる
行きかう人々はみな立ち止まりあいさつを交わす

On the corner is a banker with a motorcar
The little children laugh at him behind his back
And the banker never wears a mack
In the pouring rain, very strange

角には自動車にのった銀行員がいる 子供たちが彼のうしろで笑う
その銀行員は土砂降りの雨の中でも決してレインコートを着ないのがとても変わってる
Penny Lane is in my ears and in my eyes
There beneath the blue suburban skies
I sit, and meanwhile back

ペニーレーンはいつもぼくの記憶の中にある
青空の下、僕はそこにすわるとすぐに昔を思い出すんだ

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