デュオリンゴ(Duolingo English Test)の試験対策(前編) どんな試験内容か詳しく知りたい方へ出題傾向を解説します!
「デュオリンゴって受けてみたいけれど、どういう内容の試験なんだろう?」
「Duolingo English Testって試験対策はどうしたらいいの?」
「出題傾向を知りたい!」
最近、英語能力を測定するテストとして、留学希望者を中心にデュオリンゴ(Duolingo English Test)に注目が集まっています。
・受験時間が短い
・受験料が安い
・結果が出るのが早い
・試験結果を志望校に送るのが簡単
など、手軽&気軽なのが特徴のデュオリンゴ(Duolingo English Test)ですが、テスト自体は一体どんなものなのでしょうか。
この記事では、
Duolingo English Testを受けてみたい方のために
・どん試験内容なのか
・どんな英語能力を試験されるのか
・受験準備のヒントは何か
を解説します。
【結論】
受験準備のヒントは
1.書くときは、パソコンでタイピングする
2.話すときは、録音・録画する
3.読むときは、パソコン上で読む
それでは、ひとつひとつ詳しく解説していきますね。
ぜひ、最後までお読みください。
Duolingo English Testの内容を知るためには?
Duolingo English Testはどんなテスト内容なのか?を知るためには、
・無料テストを受ける
・テスト準備ガイドを読む
・各問題形式をチェックする
・お役立ち動画を観る
などの方法があります。
https://englishtest.duolingo.com/readiness
特に、上記HPに記載されているガイドブックを読むことが推奨されています。
ガイドブックは、80ページに渡りテストの詳細が解説されており、
テストの準備、テストの構造、機材の用意、スコアの読み方、試験結果の提出方法などなど、細かく説明されています。
このガイドブックは英語表記のみですが、わかりやすく書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
このブログでは、テスト内容や準備について後述しますね!
その他の準備として
・Duolingo English Testの公式YouTubeを見る(テスト準備ガイドに記載がありました)
https://www.youtube.com/@DuolingoEnglishTest
・Duolingo English Test対策を発信しているYouTubeを見る
例えば、Luke先生のYouTube
https://www.youtube.com/@TeacherLuke-DET
ネット上では「このサイトを参考にした」という声が多いですよ♪
この2つのYouTubeを参考にすることもおススメです。
Duolingo English Testの試験準備は不要?
実は、テスト準備ガイドには、
「試験のための準備は不要」
と書いてあるんです!
英語のテストのためにではなく、英語を学びましょう。
高得点を取るための特別な準備は必要ありません。
Duolingo English Testのために暗記、リハーサル、または高額なクラスは不要。
Duolingo English Testは、実際の習熟度を示すように設計されています。
いやいや、そうは言っても・・・
と思いますよね。
テスト準備ガイドには、「英語の練習の仕方」が書いてあります。
たとえば、
・家にいるとき英語で話してみよう
・英語で映画を観て、リピートしよう
・買い物リストを英語で書いてみよう
・SNSなどで英語のコミュニティに入り、英語で発信しよう
・英語で話す友達を作ろう
・英語のブログを読もう
・英語で本を読もう
・英語で音楽を聴こう
・ポッドキャストを英語で聞こう
などなど。
日常生活に英語を取り入れる方法のヒントが満載です。
Duolingo English Testは、実際の英語の実力を上げることを大切にしているのでしょう。短期間で身につけた試験対策をした英語の実力は本当の実力ではないと、語りかけているように思えます。
そうなのですが。
わかっているのですが。
やはり、スコアが欲しい!!!
やはり「いわゆる受験対策」したい!!!
とお思いの方も多いはず。
テスト準備ガイドから、テスト内容と回答ポイント、対策をまとめましたので、ご紹介します。
テスト対策は何をしたらいい?
テストの出題傾向を見てみましょう。
QUESTION TYPES FREQUENCY
No. | 内容 | 回数 |
1 | Read and Complete | 4-6 times each |
2 | Read and Select | 4-6 times each |
3 | Listen and Select | 4-6 times each |
4 | Listen and Type | 4-6 times each |
5 | Read Aloud | 4-6 times each |
6 | Write About the Photo | 3 |
7 | Speak About the Photo | 1 |
8 | Read, Then Write | 1 |
9 | Read, Then Speak | 1 |
10 | Listen, Then Speak | 2 |
11 | Writing Sample | 1 |
12 | Speaking Sample | 1 |
13 | Interactive Reading | 2 sets of 6 questions |
13番目のInteractive Reading の中に、さらに出題パターンが5つあります。
また、出題は順番通りではなく、ランダムに出題されます。加えて、回答状況により難易度も変わるようです。
ですから、出題問題が確定ではないので、受験対策は少し難しく感じるかもしれません。
No.1~5の問題は、4回から6回出題されますので、しっかりと押えて得点につなげたいですね。
またNo.6のWrite About the Photoは、3回出題されますので練習しておきたいです。
では、それぞれの問題を見てみましょう。
1.Read and Complete
【出題内容】
空欄を埋めて文章を完成させる問題
空欄の先頭のアルファベットは表示されています
文章の長さは50~70語くらい
持ち時間目安は3分
【ポイント】
回答する前に1文または文章全体に目を通すとよいでしょう。
ヒントを参考に単語を完成させよう。
【対策】
入力はパソコンでタイピングします。
わかっていてもタイピングが遅いと時間内に入力し終えられる
か、焦るかもしれません。
苦手な方はタイピング練習もしておきましょう。
2.Read and Select
【出題内容】
単語リストから実際にある単語を選ぶ問題
持ち時間は1分
【ポイント】
実在しない単語が含まれています。
注意深く単語を見てみましょう。
正解も複数ありますし、偽単語も複数あります。
【対策】
単語を見知っていればOK
単語を書けなくてもOK
意味を完全にわかっていなくてもOK
単語学習での勉強の仕方に、多少違いが出るかもしれません。
3.Listen and Select
【出題内容】
音声を聞き、実際にある単語を選択する問題
偽の単語が紛れている、1分30秒
【ポイント】
偽の単語が含まれています。
実在の単語と少ししか違わない場合があるので、注意深く聞き
ましょう。
スピーカーのアイコンをクリックすると、音声は何回でも再生
できます。
【対策】
偽単語を聞き分ける必要があります。
単語を書けなくてもいい、意味をはっきり分かっていなくても
OKですが、単語と発音をひもつけて理解している必要が
あります。
4.Listen and Type
【出題内容】
30秒くらいの音声を聞いて、タイピングで入力する問題
【ポイント】
文章は合計3回再生できます。
1回目は聞こえた内容を入力し、2回目は聞き取れなかった個所
を重点的に聞き、3回目は全体を確認するつもりで
聞きましょう。
【対策】
聞き取ったものをタイピング入力する練習をしておき
ましょう。
ペンで紙に書くのと、タイピングするのでは、少し要領が
違うでしょう。
5.Read Aloud
【出題内容】
書かれている文を読み録音する問題
10単語くらいの短い文章です。
【ポイント】
録音をする前に、一度文章を読み上げる練習をするとよい
でしょう。
制限時間は20秒。
録音できるのは1回だけ。
そのプレッシャーに慣れるメンタルも必要です。
【対策】
初めて見る文章でも、声に出して読める練習をして
おきましょう。
AIが判別しやすいような、大きな声でハッキリと発音する必要
があります。
文章を読むときは録音して、発音・発声をよくしましょう。
6.Write About the Photo
【出題内容】
写真を見て、その状況をタイピング入力をする問題
【ポイント】
画像を見ていない人に説明するような気持ちで、画像の詳細を
説明しましょう。
1文ではなく、極力長く書くようにしましょう。
【対策】
見たものを英語で表現する力が必要です。問題と同じように、
写真を見て説明文を考えタイピングで入力する練習を
しましょう。
説明文のフォーマットを持っておくとより早く書ける
でしょう。
より長い文章の方がスコアアップするようです。
7.Speak About the Photo
【出題内容】
写真を見て、その状況の説明を声を出して録音する問題
最低30秒、最大1分30秒の長さで録音する
【ポイント】
録画が始まるまでに20秒間画像を見る時間があります。
この時間に回答の準備をしましょう。
画像が見えない人に説明するように心掛けましょう。
【対策】
30秒・1分30秒で話し切る必要があるため、時間の感覚を
持っておきましょう。
自然なペースではっきりと発音するように録音練習を
しておきましょう。
分からない単語やフレーズがあっても慌てずにそのまま
話し続けることが大事!
8.Read, Then Write
【出題内容】
英文設問に対して、自分の言葉で文章を書く問題
少なくとも50単語くらいの長さが必要
持ち時間は5分
【ポイント】
できるだけ多く書きましょう。
また、設問のトピックに回答が添っているか、
確認しましょう。
送信する前に、スペルミス、文法ミスがないか、
再度確認しましょう!!
【対策】
持ち時間5分を使い切るようにして、できるだけ多く
書きましょう。
自分で文章を作る練習が必要です。文章の型を
持っておくとよいでしょう。
頭で考えた文章を即座にタイピングできるように
練習しておきましょう。
(このテストではメモを取ることはできないので)
9.Read, Then Speak
【出題内容】
英文設問に対して、自分の言葉で話し、録音する問題
少なくとも30秒、最大1分30秒の録音が必要です。
【ポイント】
自然にはっきりと話し、単語や文章にバリエーションをつけましょう。
設問に添えて4つの質問があるので、そのすべてに答えているか、確認しましょう。
【対策】
自分の言葉で話し、はっきり発話することが求められます。
単語・文、構造にバリエーションを持たせるために、話し方の型をいくつか持っておくとよいで
しょう。
30秒・1分30秒の時間の感覚を身につけておきましょう。時計を見ずに1分30秒以内で話す練習を
しましょう。
10.Listen, Then Speak
【出題内容】
音声での設問に対して、自分の言葉で話し、録音する問題
少なくとも30秒、最大1分30秒録音する必要があります。
【ポイント】
音声は合計3回聞けます。
極力長く録音したほうがスコアアップに繋がるようです。
【対策】
30秒から1分30秒の感覚を持っておきましょう。
耳で聞いた質問の意図をくんで回答を考え、文章を構築する力が必要です。
またスピードも必要です。
はっきり発話する練習が必要です。日頃から録音して自分の発声状態を確認しましょう。
11.Writing Sample
【出題内容】
「以下のトピックについて、3分から5分かけて文章を書きなさい」という問題
【ポイント】
これを小論文だと思って、良い文章を書くよう心掛けましょう。
焦らず、時間を全部使い、見直しをしましょう。
【対策】
エッセイテストです。
自分の意見、推察を書くことが大事です。
論理的に書くために、文章フォーマットを持っておくとよいでしょう。
スペルミス・文法ミスをしないために、見直す時間を確保しましょう。
設問の意図から外れていないかどうかもチェックしましょう。
12.Speaking Sample
【出題内容】
「以下のトピックについて、3分から5分かけて話し、録音しなさい」という問題
例えば、
Who is a person you think you have impacted in your life? What impact have you had on the person, and how?
【ポイント】
本問題は、採点対象外です。
ですが、スピーキングサンプルは、ビデオ録画として送信され、志望校で見られるので、気は
抜けません。
【対策】
タイマーを見ないで、はっきり発話する必要があります。
長く話したほうが好印象です。少なくともNEXTボタンがオレンジ色になるまで話し続け、可能で
あればさらに話し続けましょう。
テストを受ける前に、あるテーマについて英語で1~3分間話す練習をしておくとよいでしょう。
また、3分の感覚を持っておくことも必要です。
設問の意図をくんでテーマから外れないように話しましょう。
話している様子はビデオ録画されます。ビデオ録画にも慣れておきましょう。
13.Interactive Reading
5つのパターンがあります。この詳細は後編でお伝えします。
まとめ
上記の出題傾向とポイント、対策をみると、特徴的な点があります。
パソコンでタイピングをしなければならないこと。今どきは、スマホばかり使い、パソコンでのタイピングが苦手な方も多いです。わかっているのに入力できないのはもったいない!
タイピングの練習をしておきましょう。
パソコンで文章を読むこと自体にも慣れが必要です。
また、「○秒以上○秒以内に録音する」といった問題も多くあります。
録音に慣れてくことも必要ですし、大体このくらい話せば○秒くらいという時間の感覚も必要でしょう。
ということで、
受験準備のヒントは
1.書くときは、パソコンでタイピングする
2.話すときは、録音・録画する
3.読むときは、パソコン上で読む
なのです。
いかがだったでしょうか?
Duolingo English Testの受験準備の参考にしてくださいね。
英語の実力をつけつつ、テストでもしっかり結果を出していきましょう!
次回、後編では
・No.13のInteractive Readingの内容
・出題内容から、対策練習方法、どんなテキスト・アプリをしようしたらよいか
を具体的にお伝えしていきます。お楽しみに!
あなたの英語学習のモチベーションアップにお役に立ててください。
あなたの素晴らしい未来を応援してます!