デュオリンゴ(Duolingo English Test)の試験対策(後編) どんな試験内容か詳しく知りたい方へ出題傾向を解説します!
「デュオリンゴって受けてみたいけれど、出題傾向を知りたい!」
「デュオリンゴの参考書ってないみたい」
「Duolingo English Testって試験対策はどうしたらいいの?」
最近、英語能力を測定するテストとして、留学希望者を中心にデュオリンゴ(Duolingo English Test)に注目が集まっています。
・受験時間が短い
・受験料が安い
・結果が出るのが早い
・試験結果を志望校に送るのが簡単
など、手軽&気軽なのが特徴のデュオリンゴ(Duolingo English Test)ですが、テストのための参考書などはほとんどありません。
この記事では、
Duolingo English Testを受けてみたい方のために
・どん試験内容なのか
・受験準備のヒント
・試験対策の具体例
を解説します。
【結論】
Duolingo Englih Testのスコアアップのためには、
1.TOEFL やTOEICの試験対策問題も利用できる!
2.忙しい学生・社会人なら、緻密さなどは後回して、やることを絞ることも大事!
3.リーディング&リスニングは自学でもOK!スピーキング&ライティングはプロの手を借りることも視野に入れよう!
それでは、ひとつひとつ詳しく解説していきますね。
ぜひ、最後までお読みください。
Duolingo English Testの内容は?最後は総合力を問われる問題
早速、前編の続きを解説しましょう。
13.Interactive Reading
Interactive Readingに関する出題傾向は、「読んで、理解し、応用できるのか」を5つのパターンで問われるのです。
13ー1.Complete the Sentences
【出題内容】
文全体を読んで文脈をもとに最も適切な単語を完成させる問題です。
【ポイント】
6問を7,8分で解く、文章に空欄が5個程度あり、適切な単語を選ぶ問題を7,8分で6問解きます。1問あたり1分20秒程度。1問につき空欄5個なら、1空欄16秒。単語選びを10~15秒で30個行なうことになります。
選ぶ単語は、カーソルを合わせるまで見られません。
単語は内容に合ったもの、文法的にも合っているものを選びます。
スピード感は必要になります。分全体を読み、最適な単語を選ぶ、時間が許す限り回答を見直しましょう。
【対策】
選ぶ単語は、カーソルを合わせれば見られます。
予想しながら読むために、文章を読む前に選択肢である単語を見ておくという方法もあります。
また、空欄を埋める順番は問われません。わかるものから選んでいきましょう。
文全体を読み、最適な単語をスピード感持って選ぶ必要がありますが、時間が許す
限り、回答を見直すクセはつけましょう。ちょっとしたミスを防ぐことができます。
文法力もここで発揮できるようにしましょう。
内容を理解しながら読むことができるか、推察することができるかどうかを問われています。
日頃から英語の文章を先の内容を予想しながら読むようにすると練習になるでしょう。
13-2. Complete the Passage
【出題内容】
文全体を読んで文脈をもとに最も適切な文章を選び、完成させる問題です。
選ぶ文章は、出題問題の横に見えています。
【ポイント】
6問を7,8分で解く、文章の途中に当てはまる文章を選びます。
問題を見た時に、選択肢の文章も見えるので、サッと目を通しておくとよいでしょう。
全体の文章の流れを予測しやすいからです。
賛成なのか、反対なのか、どういう意見をもった文章なのかを意識しながら、出題
問題を読むとよいでしょう。
【対策】
文章を理解し、内容を推察することができるかどうかを問われています。日頃から英語の文章の流れを予想しながら読むようにすると練習になるでしょう。
13-3.Highlight the Answer
【出題内容】
文章と、文章に関する質問が提示されます。
質問に対応する部分を正確に文章の中から選び、カーソルを動かし範囲指定します。範囲指定することが回答となります。
【ポイント】
回答にあたる文章を「正確に」選ぶことがポイントです。
余計な文が含まれていても、足りなくても、ダメです。
回答だと思う部分を出題の長文上で範囲指定すると、ハイライトされ、回答欄に表示されます。よければ、送信ボタンを押します。そうすれば回答済みとなります。
全部で6問出題され、7~8分で回答します。
【対策】
無料でお試しのテストを受けられますので、回答の仕方は、一度練習しておくとよいでしょう。パソコン操作に慣れていない人にはおすすめします。
文章の文脈をくみ取れるかを問われる出題です。
文章内容を理解し、意図をくみ取ることができるように、日頃から意識して文章を読むとよいでしょう。
13-4. Identify the Idea
【出題内容】
- 出題文の主旨として最も適切な文章を選ぶ問題です。
出題文の横に、選択する文章が表示されています。
【ポイント】
気をつけたいのが、紛らわしい選択肢も含まれていることです!
事前に選択肢をよく読んでから、紛らわしいポイントはどこなのかを知ってから、
出題文を読むと、回答しやすくなるでしょう。
6問を7~8分で回答します。
【対策】
文章を読むスピードを上げる練習が必要です。
時間に余裕がないと焦ってしまい、回答ミスを起こしかねません。
出題される文章は、100~150語、
回答選択肢の文章は、1選択肢が20語程度。選択肢が4つあり、全部で80語程度。
200語前後の文章を、1分以内で読める速度を目標にしましょう。
内容も学術的な難易度までは求められていません。手持ちのテキストやアプリで、250語程度を1分で読める練習を繰り返しましょう。
13-5. Title the Passage
【出題内容】
文章を読み、最適なタイトルを選ぶ問題です。
【ポイント】
紛らわしい選択肢も含まれています! 気をつけましょう!
出題文の横に、選択肢であるタイトル文が表示されています。
本文を読む前に目を通しておくとよいでしょう。迷いなく選択しやすくなるでしょう。
全6問を7~8分で回答します。
本文を読むスピードを上げておくと、落ち着いて回答することができます。
【対策】
文章を読み、理解し、要旨を考えることができるかどうかを問われる問題です。
単語や文法を瞬発力で反応的に回答するのとは異なり、理解し他の言葉に要約できるかどうかという応用力が求められます。
タイトルがついている英文を読むときは、わざとタイトルが見えないように伏せて読む。そして、タイトルを考え、照らし合わせてみるなど、より出題に近い練習をしてみるとよいでしょう。
Duolingo English Testの対策、何をしたらいい?
Duolingo Englih Testのスコアアップのためにはどんなことをしたらよいのでしょうか?
・リーディング
・リスニング
は自学でもレベルアップできるでしょう。
リーディングにせよ、リスニングにせよ、単語力は必要です。
だから、まず基礎力として単語を増やすことは、継続的に学習しましょう。
★英単語
【おススメ本】
TOEIC向けの単語の本でOKです。
DUO3.0はとても良い本なので充分ですが、本のターゲットが学生なので、やや学生寄りの単語が多い印象があります。
単語の本を使った学習方法は、「本を見ながら、音声を聞く」を何度も繰り返します。
Duolingo Englih Testは、単語だけで見れば選ぶだけなので、「手で紙に書いて覚える」という勉強方法まではしなくてもよいでしょう。
忙しい学生や社会人の場合、目と耳で判別できればOKと割り切るのもひとつの方法です。
★リーディング
TOEFL のiTBのリーディングセクションの対策本で対応できるでしょう。
ポイントは、「毎日」
時々するのではなく、毎日読むことで、目と脳に英語の文章に慣れさせるのが大事。
何を使うかよりも、毎日コツコツの方がスコアアップのコツです。
★基礎文法
【おススメ本】
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業) 大岩秀樹 著]
基礎中の基礎の本ですが、侮るなかれ!
この本を何度も繰り返しして、基礎を揺るがないものにすることこそが、スコアアップの近道です。
初級の方はもちろん、
中級の方で伸び悩んでいる方は、この本に立ち返ってみることをおススメします。
★ライティング&スピーキングの自主練習
TOEICのパート1の参考書・問題集を利用しましょう。
TOEICのパート1は。写真をを見て、描写しているものを4つの選択肢から選ぶ問題です。
Duolingo Englih Test対策の具体的方法は、
①写真を見て、説明を自分の声で録音する
②写真を見て、説明をパソコンにタイピングする
の2つです。
さらに、紙に書いて準備して録音したりしないようにしましょう。
実際の試験の時に、外の紙に書いているとDuolingo Englih Testでは不正行為とみなされます。
写真を見て、
反射的に言葉にして、
発話できる・タイピングできる
という練習を毎日繰り返しましょう!
ライティングとスピーキングのスコアアップのためには?
ライティングとスピーキングについては、
飛躍的にスコアアップしたいなら、プロの力を借りるのが最も近道でしょう。
ライティングには、クセが出てしまうので、冷静なアドバイスをもらって、修正するのが一番。
先生を選ぶ際には、ライティングのフォーマット(文章の型)を持っているか、そのフォーマットを惜しみなく分けてくれるか、を確認しましょう。
スピーキングの肝は発音。
これはプロのアドバイスが効きます。みるみるよくなります。
課題をもって、一時的な利用でもよいので、プロにお任せすることをおすすめします。
まとめ
1.TOEFL やTOEICの試験対策問題も利用できる!
2.忙しい学生・社会人なら、緻密さなどは後回して、やることを絞ることも大事!
3.リーディング&リスニングは自学でもOK!スピーキング&ライティングはプロの手を借りることも視野に入れよう!
いかがだったでしょうか?
Duolingo English Testの受験準備の参考にしてくださいね。
英語の実力をつけつつ、テストでもしっかり結果を出していきましょう!
あなたの英語学習のモチベーションアップにお役に立ててください。
あなたの素晴らしい未来を応援してます!