あと3か月! 突然の海外勤務辞令が出た!時間がない! どうやって英語を勉強したらいい? 短期間で海外赴任のための英会話を学ぶコツ
海外赴任の内示時期は平均3ヶ月前が一般的。
海外赴任前に、仕事もプライベートもやることがたくさんあるのに、
時間は3か月しかない!
その中で、英語のレベルをできるだけアップしておきたい!
気持ちは焦るあまり、効率のよくない英語の学習をしていませんか?
このブログでは、
1.あなたが、海外赴任までにどんなレベルまで英語学習をすればよいのか
2.海外赴任のためには、どういう順番で英会話を学べばよいか
3.実際に、海外赴任前の‘先輩’のリアルな声
をお伝えします。
これを知っておけば、やることに集中して英語の学習ができて、過剰に不必要な英語準備をしないですみます。
そうすれば、時間の無駄もお金の無駄もなくなります。
あなたの海外赴任前の大切な3か月を、充実して過ごしていただきつつ、英語のレベルアップにお役立てください!
急に海外赴任辞令が出た!短期間で英会話をどうにかしなきゃ!どういしたらいい?
「海外赴任の辞令が出たら、現地で仕事として英語が通用するのか?英語のレベルに不安を感じ、焦り始めた」という声をよく聞きます。
もしかしたら、「まさか、自分が海外赴任することになるとは思っていなかった!」
という方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、海外赴任をした方の約27%が
「海外勤務を希望していなかった」(エン・ジャパン株式会社さま 2016年調べ)
と言います。
2005年調べ(独立行政法人 労働政策研究・研修機構さま調べ)では、約17%でしたので、
最近では、海外勤務を希望していない人が、思いのほか、海外赴任をすることになってしまったケースが増えているということでしょう。
英語、英会話に不安を感じている海外赴任予定者は、あなただけではないのです。
ところで、どんな人が海外赴任者に選ばれるのでしょうか?
・異文化でも対応できる高いコミュニケーション力がある
・専門知識・実務能力が高い
・ストレス耐性が高い
などが選考基準になっている企業が多いです。
また、海外赴任経験者に対して、
「海外赴任者の成功を左右する要素は何ですか?」
という質問では、
文化に対する感受性 73% が第1位。
英語力は第3位で32%でした。
(調査「Up or out. Next moves for the modern expatriate (Economist Intelligence Unit) 出世か退職か。現代の海外赴任者の次のステップ」より)
英語力は必要ではありますが、海外赴任者として選ばれた理由は、他の要素が大きいのです。
英語力は、あなた自身が既に持っている能力や人間性を発揮するための道具のひとつとして考えるのが良いでしょう。
海外赴任予定者と言っても、さまざまです。
・希望していなかったのに海外赴任の辞令が出た方
・海外赴任を見越してある程度英語の勉強をしていたけれど、思った以上に責任のあるポジションだった方
・英語の資格試験を受けてきたけれど、ネイティブとの英会話経験が少なくて、スピーキングに自信がない方
・仕事上の専門分野には自信があるが、外国人とのコミュニケーションができるのか不安な方
などなど。
海外赴任者としての立場や状況は、100人いたら100通りです。
不安なことも100通りです。
つまり、解決方法も100通りなのです。
だから、
あなたの状況に応じて、
必要な英語の絞り込み、
現在の英語レベルから1段階上げることを目標に
3か月間集中することが
大切です。
次に、どんな風に英語のレベルアップをしていけばよいか、みていきましょう。
短期間で、海外赴任のために英会話を大至急レベルアップするコツは?
海外赴任直前3か月前に、英会話スクールにいらっしゃる方がほとんどです。
よくお問い合わせいただくのは、
「ビジネス英語を学んだらよいのか?
日常英会話を学んだほうが良いのか?」
というご質問です。
どちらか迷っている場合は、
・現在の英語のレベル
・海外赴任先での英語環境
によって判断するのがよいです。
まず、現在の英語レベルは、以下の分類なら、どこに当てはまりますか?
英会話入門→基本的な日常会話やコミュニケーションをできるようになりたい方
英会話初級→意志表現・感情表現をできるようになりたい方
英会話中級→自分の意見を言う・説明力をつけたい・現地スタッフとコミュニケーンを深めたい・雑談力を上げたい方
英会話上級→交渉やプレゼンテーションでの英語を高めたい方
英会話入門の方は、日常英会話から学ぶのが良いでしょう。
初級・中級・上級の方は、ビジネス英語から学ぶのが良いでしょう。
英会話初級の方は、自分の業務上、起こりそうな場面を想定して、その範囲に絞って学習を始めるのが良いでしょう。
英会話中級の方は、説明力や雑談力に絞って、取り組むのが良いでしょう。既に知っていることや自分自身について、ネイティブに話す練習を繰り返して、すぐに喋れるようにしておきましょう。
英会話上級の方は、交渉やプレゼンテーションの場面を想定して、ネイティブとディスカッションするようなレッスンをするとよいでしょう。
同じビジネス英語と言っても、レベルによって、英語で話す状況の範囲や深みが変わってきます。できる範囲を広げていくことを意識して学習しましょう!
次に、海外赴任先での環境をチェックしてみましょう。
ここでは、
①属性
②職種
③職階
④赴任地域
に分けてみます。
まず、属性について。
海外赴任者本人なのか? 海外赴任者の家族なのか?です。
海外赴任者の家族であれば、日常英会話を学んで準備しておけばOKです。
一方、海外赴任者本人であれば、状況にもよりますが、ビジネス英語に特化して学ぶとよいでしょう。
特に、業界特有の単語やフレーズは、知って、使えるようになっておきましょう。ただし、英会話入門者であれば、先に日常英会話がスラスラ出て来るようにしておいた方がよいです。
次に、職種。
海外赴任をすることが多い職種は、営業・管理・ITエンジニア・その他専門スキルなどです。
いずれの場合でも、赴任地での取引先が日系企業なのか、現地の法人なのか、によって必要な英語力が変わってきます。
主な取引先が日系企業の場合は、先方とのやり取りは日本語でする場合も多く、追々ビジネス英語に慣れていけばよいこともあります。この場合は、赴任直前の英語学習は日常英会話から始めて、スムーズに会話ができるようにしておきましょう。
取引先が現地の法人の場合は、英語もしくは現地の言語を高いレベルで求められるでしょう。英語学習もビジネス英語に絞って、レベルを磨きましょう。
工場管理、品質管理、生産管理など、メーカーなどで工場関連の管理をする場合は、現地のスタッフとのコミュニケーションが高く求められます。
難しい言い回しよりも、現地のスタッフの心に届く会話が必要になります。
信頼関係を築くための英会話なので、まずは日常英会話がスムーズにできるようにすることが先決です。
ITエンジニアや専門スキル業務の場合は、まずスキルを伝えることが最優先でしょう。技術さえしっかりしていれば、現地スタッフの信頼も得やすいので、英語力はまずは日常英会話がある程度できることを目標としてもよいでしょう。
いずれの場合でも、赴任地での取引先が日系企業なのか、現地の法人なのか、によって必要な英語力が変わってきます。
主な取引先が日系企業の場合は、先方とのやり取りは日本語でする場合も多く、追々ビジネス英語に慣れていけばよいこともあります。この場合は、赴任直前の英語学習は日常英会話から始めて、スムーズに会話ができるようにしておきましょう。
取引先が現地の法人の場合は、英語もしくは現地の言語を高いレベルで求められるでしょう。英語学習もビジネス英語に絞って、レベルを磨きましょう。
工場管理、品質管理、生産管理など、メーカーなどで工場関連の管理をする場合は、現地のスタッフとのコミュニケーションが高く求められます。
難しい言い回しよりも、現地のスタッフの心に届く会話が必要になります。
信頼関係を築くための英会話なので、まずは日常英会話がスムーズにできるようにすることが先決です。
ITエンジニアや専門スキル業務の場合は、まずスキルを伝えることが最優先でしょう。技術さえしっかりしていれば、現地スタッフの信頼も得やすいので、英語力はまずは日常英会話がある程度できることを目標としてもよいでしょう。
次に、職階によってどう違うか、見てみましょう。
担当者、管理者はビジネス英語から学ぶのが良いでしょう。
現地スタッフのサポートがあるのかどうか、社内のサポートがどのくらいあるのか調べておくとよいでしょう。
幹部クラスは、通訳や秘書がついていて、サポートがある場合もあるでしょう。そういったケースでは、日常英会話を優先しておいてもよいでしょう。しかし、組織のトップとして、英語レベルがお粗末では、スタッフの信頼を得ることができません。常にレベルアップは求められることでしょう。
さて。
赴任地域によっても、学ぶ英語のスタイルが違います。
赴任先が英語圏の場合。
早口でまくし立てられたり、スピードを求められるでしょう。仕事としてビジネス英語のレベルアップを早急にする必要があります。
また、英語圏と言っても、地方だとアクセントにクセがあり、聞き取りにくいこともあるようです。
欧州圏の場合、比較的早口で英語を話します。その上、母国語のアクセントが残っているケースが多く、英語レベル中級者以上でも聞き取りづらいことがあります。
アジア圏は、アクセントの訛りがあり、発音が聞き取りづらいです。
その他非英語圏は、強いアクセント訛りがあり、かなり聞き取りづらいです。英語レベル上級者でも苦労すると聞きます。
このように、属性、職種、職階、赴任地域の英語環境や現在の英語レベルにより、日常英会話をレベルアップさせればいいのか、ビジネス英語に注力したほうが良いのか、判断するとよいでしょう。
ネイティブの英語が10とするならば、海外赴任者としての英語レベルは、スタート時点では3くらいでもよいのです。
業務内容や職階よっては、ネイティブのような英語は必要ないのです。
もし、海外赴任前で、英語学習に焦っているとしたら、
ネイティブ英語になろうと、求めすぎているかもしれません。
短期間で英語をレベルアップさせるには、的を絞って必要な部分だけに特化することが効果的ですよ。
今までの内容を、表にまとめました。参考になさってください。
どういう人? | 日常英会話 | ビジネス英語 | 注意点 | |
属性 | 海外赴任者本人・英語入門者 | 〇 | ||
海外赴任者本人・英語初級者 | 〇 | |||
海外赴任者の家族 | 〇 | |||
職種 | 営業職・取引相手が日系企業 | 〇 | 日本人同士の関わりの方が多い | |
営業職・取引相手が現地法人 | 〇 | 現地の人との関わりが多い | ||
メーカーなど工場管理業務(品質管理・生産管理など) | 〇 | 現地スタッフとのコミュニケーションが大事 | ||
ITエンジニア | 〇 | |||
専門スキル業務 | 〇 | スキル伝達が業務の中心 | ||
職階 | 幹部クラス | 〇 | 現地法人相手であれば、高い英語力が必要 | |
幹部クラス | 〇 | 日系商圏で英語がそれほど必要でない、通訳・秘書がいるケース | ||
管理職 | 〇 | |||
担当者 | 〇 | |||
赴任地域 | 英語圏 | 〇 | 都市部だと分かりやすいが早口。地方だと発音のクセがある | |
欧州圏 | 〇 | 比較的早口で母国語のアクセントが残っている | ||
アジア圏 | 〇 | 発音にクセがある | ||
その他非英語圏 | 〇 | 発音が聞きづらい | ||
英語レベル | 入門者 | 〇 | コミュニケーションの基本をすぐ反応できるようにする | |
初級者 | 〇 | 自分に起こりそうな場面に限定して準備する | ||
中級者 | 〇 | 説明力、雑談力を上げる | ||
上級者 | 〇 | プレゼン能力を上げる |
短期間で、海外赴任のための英会話を上達させるための学習ポイント
残り少ない短時間で、海外赴任のための英会話を上達させるには、どういう風に英語学習をしたらよいでしょうか?
まず、英語学習の時間配分を間違えないようにしましょう。
英語学習に当てられる時間の
70%
を、リスニングとスピーキングを同時に練習することです。
いかに英語に耳と口を慣れさせておくか?に集中してくださいね。
海外赴任先で、何を言っているのか?を大体把握できることが大切です。
細部まですぐにわかるならそれに越したことはありませんが、すぐに出来ていなくもOKです。まずは、大枠を把握して、質問すればよいのです。
日本人が特に苦手なのが、英語で話すことです。
入門、初級の方にお伝えしたいのは、
とにかく、反応する!
ということです。
日本人は真面目なので、
ちゃんとした文章にしなきゃ!と思っているうちに、無言時間が過ぎてしまいます。
海外では、待ってもらえる無言時間は相当短いです。
とにかく、うなづいたり、身体を動かしたり、「Oh~」「Ah~」でもよいので、反射的に反応することが必要です。
アウトプットとしてのスピーキングの種類を列挙してみましょう。
①反射する (体を動かすなど)
②反応する (Yes, Ohなど)
③確認する
④指示する
⑤依頼する
⑥説明する
⑦意見を言う
⑧説得する
⑨交渉する
後半になるほど、英語力を求められるスピ―キングとなります。
反応ができるようになったら、確認する英会話をできるようにする
依頼ができるようになったら、説明をできるように学習する
という風に、ひとつひとつスピーキング能力を上げていきましょう。
番外編として、「雑談」があります。
雑談は、英語のレベルに関係なく、やっていく必要があります。
例えば、雑談として、家族ネタを話す、尋ねる練習はしておいたほうが良いです
日本では、職場で家族の話をすることは少ないでしょう。
海外では、相手の家族を気遣うことが信頼の第一歩となる国が多いです。
気にかけてるフリでもいいから、相手の家族を気に掛ける声掛けをした方がいいです。相手の家族に興味を持っていることが、「人間関係のマナー」なのです。
実録!海外赴任の先輩たちの声「海外赴任のための英語学習は○○が良かった」
実際に、海外赴任3か月前に英語学習を始めた方の声を聞いてみましょう。
海外赴任の辞令が出て、3か月前から英語学習を始めた、エンジニアKさん(30代、愛知県在住)
英語が苦手だったそうです。
「英語を聞くのも嫌なくらい、英語に対して苦手意識がありました。
でも、毎日外国人先生と話す特訓をしていくうちに、だんだん英語が聞き取れるようになりました。
そうすると、不思議なことに英語に対する苦手意識がなくなってきたんです。簡単な英語のフレーズですが、ずいぶん言えるようになりました。
集中的に、海外赴任のための英語学習を始めて、1か月くらいで、意識が変わりましたね。
他の人と比べてはまだまだですが、英語学習を始めた頃の自分と比較したら、かなり変わりました。」
Kさんは、英語が苦手だったこともあり、
・英語に耳を慣らすこと
・短くて簡単な返事をできるようになる
ことに目的を絞って、集中的に学習されているそうです。
また、
「海外赴任先のクセのある英語が、赴任当初聞き取れなかった」
という声を、海外赴任した方からよく聞きます。
『海外赴任地が決まったら、その現地の人が話す英語に慣れておく』
というのも重要です。
英語学習CDのようなキレイな発音なら聞き取れるけれど~という状態では、海外赴任先でまごついてしまうでしょう。
オンラインなど、外国人先生を選んで、ご当地の英会話で学んでおくと、赴任してすぐに即戦力で英語が使えるでしょう。
残り3か月前から始めて、短期間で英語をレベルアップさせるコツについて、まとめました。
あなたの海外赴任前の大切な3か月を、
充実して過ごしていただきつつ、英語のレベルアップにお役立てください!
〈まとめ〉
1.現在の英語レベルと、海外赴任先の英語環境によって、
必要な英語レベルや範囲を把握して、集中的に学習しましょう
2.海外赴任前の短期間の英語学習なら、学習時間の70%をリスニングとスピーキングに集中しよう
3.英語のネイティブレベルになろうとしない。自分なりに1つずつ英語レベルを上げていくことを目標にしよう
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