IELTS徹底攻略ガイド|申し込みから効果的な勉強・対策・学習法|スコアアップを目指そう
苦手なポイントをおさえる、過去問を何度も繰り返し解くなど、試験に向けて対策はバッチリ!でも、いざ当日になると緊張で頭が真っ白に…という経験をした方も少なくないと思います。
試験ときくと、誰しも身構えてしまうものです。
海外留学を目指す方にとって、IELTSやTOEFLなどの試験は避けては通れない道です。
希望する学校へ行けるかどうかは、その成績にかかっているのです。
せっかく頑張って勉強して対策をしてきたのに、緊張でガチガチになって満足に問題が解けなかったとなってしまっては、これまでの努力が水の泡になるだけでなく、留学という夢までも叶わなくなってしまいます。
そこで、今回はIELTSという試験について、その対策と注意するポイントなどをまとめてみました。
受験予定の方やイギリス、オーストラリア、カナダなどへの移住を考えている方は必見です!
はじめてのIELTS試験!試験当日までにチェックしておくポイントは?
海外留学を考えている方にとって、重要なのが「英語力」です。
語学は留学先で学ぶことのひとつでもありますが、最低限の英語力は必須条件のひとつです。
自分にどれくらいの英語力があるのかを証明するものとして、英語試験のスコアがあります。
日本ではこれまでTOEICやTOEFLが一般的でしたが、最近注目されている試験にIELTSがあります。
そこで今回は、近年受験者数が増加しているIELTSがどんな試験なのか、試験当日までにチェックしておきたいポイントなどをご紹介いたします。
IELTSってどんな試験??TOEFLとの違いは?
IELTSとは、International English Language Testing Systemの略称で、英語力を証明する試験のひとつです。
イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアのほぼ全ての高等教育機関で認められている英語試験で、最近では、アメリカでもTOEFLに代わる試験として、入学審査の際に使用する教育機関が増えつつあります。
そのため、英語力の証明のグローバルスタンダードテストとして、日本でも注目を集めています。
現在、日本では全国14都市で試験を受けることができます。</ br> 2016年度にはIELTS受験者数が37,000人を突破するなど、受験者数の増加が続いています。
IELTSの問題形式は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションから構成されます。
IELTSの試験は、筆記式のペーパーテストであるため、自らスペリングする問題、書き取る、並べ替えなど、回答に時間のかかる問題が多いのが特徴と言えます。
リーディング試験では、TOEFLより長い文章を短時間で理解する必要があるため、より高い速読力と読解スキルが求められます。
スピーキング試験では、試験官との1対1の対話形式となります。
以上のことから、TOEFLより実践的でリアルな英語力を求められているのがIELTS、ということができます。
また、TOEFLが標準アメリカ英語が中心であるのに対し、IELTSは様々な英語を含んでいるのも特徴のひとつです。
イギリス諸地域のアクセントやイギリス英語から派生したオーストラリア英語など、IELTSでは、よりバラエティーに富んだ英語力を問われます。
スコアは1.0〜9.0までの0.5刻みで採点されます。一般的に、6.0以上で最低限ですが「英語が使用できる」と言えるレベルとされています。
そのため、海外の大学・大学院への留学のために受験される方は、最低でも6.0または6.5を獲得する必要があるでしょう。
また、イギリスの大学への出願またはビザ申請にはTOEFLを使用することができなくなったため、イギリス留学を考えている方は、IELTSの受験が必須となっていますので、ご注意ください。
IELTSの試験スケジュールと当日の持ち物は?
IELTSの試験スケジュールのは、1日ですべての試験を受ける「1DAY」タイプと、スピーキング試験のみ別日程で受験する「2DAY」タイプを選択することができます。
一般的なスケジュールは以下の通りです
- 9:00〜 9:15 説明(15分)
- 9:15〜 9:55 リスニング(40分)
- 10:00〜11:00 リーディング(60分)
- 11:10〜12:10 ライティング(60分)
1DAYタイプでの受験の場合、ライティング試験終了後に一旦解散し、指定されたスピーキングテストの時間までに会場に戻るというスケジュールになります。
当日の持ち物で、何よりも重要なのが、パスポートです。
IELTSでは、受験申し込み時にパスポートのコピーを送付すること義務づけられていますが、当日も持参する必要があります。
IELTSの試験運営はかなり厳しく行われているため、忘れてしまった場合はテストを受けることができません。
また、受験申し込み以降にパスポートの更新など、情報が以前と異なった場合も同様に受験することができなくなってしまいます。
そういった場合は、受験日の4日前までにIELTS事務所必着で、パスポートのコピーを再送付すれば、受験可能となります。
受験会場に持ち込めるものも、かなり限定されています。
持ち込みを許可されているものは以下の通りです。
- パスポート
- 鉛筆(キャップを外した状態)
- 消しゴム(カバーを外した状態)
- ペットボトルの水(ラベルを剥がしたもの)
- メガネ(当日朝の受付でのチェックが必要)
上記のもの以外は、いかなるものも持ち込み不可能となります。
その他の荷物については、試験前に荷物置き場に置いておくことになりますが、ロッカーはありませんので、貴重品などは極力持っていかないようにする方が安心です。
IELTSの試験当日までに知っておいてほしい3つのポイント!
いよいよ試験当日がやってきます。
IETLS試験を受ける方の多くは、留学やキャリアアップなど人生の岐路に立っている方がほとんどです。
そのため、試験へのプレッシャーを感じてかなり緊張してしまう方も多いのではないでしょうか。
またIETLS試験会場は、試験当日だからこその独特の雰囲気とルールがあります。
何も知らずに当日を迎えるのと、予め分かった上で当日を迎えるのでは、試験会場で感じるストレスが大きく違ってくるはずです。
そこで、試験当日までに知っておいてほしいこと3つをご紹介いたします。
試験会場に早く行き過ぎないようにする
試験会場に遅刻は厳禁です。しかし、IETLS試験会場に早く着きすぎるのも、良いことだとは言えません。
なぜならば、IETLSの試験はかなり厳格に管理されており、受付時間前には試験会場の建物内に入ることもできません。
そのため、どれだけ早く着いたとしても、受付時間になるまで建物の外で待っていなくてはいけないのです。
暑い夏や寒い冬には、体調にも影響が出るかもしれません。受付時間開始後に会場に到着するのが丁度良いでしょう。
トイレの場所は予めチェックしておこう
IELTSの試験は午前中に3科目(リスニング、リーディング、ライティング)を一気に行います。
それぞれの試験の間に休憩時間は設けられておらず、原則として退室は認められていません。
もちろん、トイレのための退室は可能ですが、その間も試験は継続しています。
そのため、試験当日のトイレ問題は切実で重要なポイントとなります。
事前にトイレを済ませてから入室するようにしましょう。
また、試験終了まで3時間半ほど時間がありますので、途中でトイレに行くことを考えて、1番近いトイレの場所を確認しておくとよいでしょう。
スピーキングの試験は、40分前には会場入りしよう
スピーキング試験の時間は、予め指定されています。
受験票などには指定された時間の20分前には会場で待機するように記載されていますが、もし可能であれば、40分前には会場で待つようにしましょう。
面接時間は基本的に20分刻みで設定されているので、予定通り行われれば、そんなに早く待機する必要はありません。
しかし、スピーキング試験では欠席者が出ることが多く、試験時間が早くなる可能性が高いのです。
スピーキング試験は精神状態がダイレクトに影響しやすいセクションでもあります。
急に自分の順番がまわってきて慌てることがないよう、時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
IETLSの試験は、多くの人にとって「夢への第1歩」です。
だからこそ、不安や緊張はどうしても大きくなってしまうものです。
この試験のために積み重ねてきた努力を、余すことなく発揮するためには、事前の準備が大切です。
IELTS試験の経験者の方に話を聞くなど、当日へのシュミレーションをすることで、心にゆとりをもって試験にのぞむことができます。
直前に焦ることがないよう、しっかり準備して当日を迎えましょう。
過去問は必須?IELTSで高スコアをとるためにオススメの参考書は?
海外留学・移住を考えている多くの方にとって、IELTSは避けて通れない試験です。
しかし、IELTSは試験の情報や参考書はまだ少ないのが現状です。
そのため、これから初めて受験される方にとっては、わからないことも多いのではないでしょうか。
そこで、IELTSで目標スコアを達成するにはどうしたらいいのか、どんな参考書を使ったらいいのか、受験者にとって必要な情報をご紹介いたします。
IELTSってどれくらい難しいの?
近年、日本国内での受験者数が増えているIELTSですが、TOEFLやTOEICに比べて、情報が少ないのが現状です。
そこで、受験を考える方にとって気になるのは、試験の難易度ではないでしょうか。
IELTSのスコアは1.0〜9.0の0.5刻みで示されます。
どれくらいのスコアを目指したらいいのかは、人によって違います。
なぜならば、留学・移住など、目的によって求められるスコアが違うからです。
6.0 コミュニティカレッジ留学、一般の永住権獲得
6.5 大学の学部、大学院留学
7.0 一部の大学院やMBA留学、専門職でのワークビザなど
上記のようなスコアを求められることが一般的です。
IELTS以外の英語試験と比較してみると、その難易度が分かりやすくなります。
- IELTS6.0:TOEFL80〜89、TOEIC740〜820、英検準1級
- IELTS6.5:TOEFL90〜99、TOEIC820〜870
- IELTS7.0:TOEFL100〜108、TOEIC870〜970、英検1級
あなたの目指すスコアがどれくらいのレベルなのか、イメージをすること。
それが目標達成の第1歩です。
目標を達成するには?スコアを伸ばす3つのポイント!
目標スコアを達成するには、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
実は、スコアを伸ばす人には共通した特徴があるんです。
どんな人が目標を達成するのか、3つのポイントをご紹介します。
「絶対受かる!」という気迫がある
「絶対に受かる」という意気込みは、不思議な事に普段以上のパワーを発揮する原動力になります。
冷静に自分のやるべきことが見えてきますし、勉強の成果も出やすくなるのです。
もし今のあなたにとって、目標スコアの達成がとてつもなく難しいものに感じていたとしても、「絶対に受かる」と強く自分を信じることが大切です。
素直に実践する
スコアが伸びる人の共通点は「素直な人」です。
IELTS試験対策のため学校やクラスに通っている人は、講師をとことん信頼することです。
講師のアドバイスや指導に対して、素直に実践を繰り返していくこと。
それがスコア達成への時間を節約する方法です。
勉強を習慣にする
どんなことでもそうですが、IELTSの勉強は今日頑張ったら、明日すぐに成果を実感できるものではありません。
そのため、大切なのは「勉強を習慣にする」ことです。
「勉強しないと気持ち悪くて眠れない」それくらいまでに習慣化することができたら、目標達成まであと少しです。
これがオススメ!IELTSのための参考書!
先ほどは、どんな風に勉強をしていったらいいかご紹介しましたが、
目標スコア達成のために必要なものが、もう1つあります。
それは「参考書」です。
あなたの勉強をサポートし、目標達成まで導いてくれる優秀な参考書をご紹介します。
IELTS公式過去問題集
IELTS主催団体が販売している公式過去問題集です。年を重ねる毎に最新版が販売されます。
どんな参考書よりも、最も忠実に本試験の内容を反映していますので、初めて受験される方はもちろんのこと、経験者も絶対に買うべき参考書です。
書店では品薄になっている場合もありますので、常にチェックしておきましょう。ネットでの購入も可能です。
IELTS必須英単語4400
IELTSである程度のスコアを出そうと思うと、単語力は絶対に必要です。
それほどマニアックな単語は必要ないですが、それでも2,000〜3,000程度の単語は知っておきたいところです。
単語力の重要性は、スコア5.5〜6.0は単語力だけで達成できるという方もいるほどです。
いずれにしても、単語力を鍛えることは、目標スコア達成の近道だと言えます。
新セルフスタディ IELTS完全攻略
先ほどご紹介した公式過去問題集は、IELTSを受験する方には必須の参考書です。
しかし問題点が2つあります。それは、全文が英語であることと、解説が一切ないことです。
そのため、どうして間違えたのか、なぜその答えが正解なのか、分かりにくいこともあります。
そこで必要になってくるのが、日本語版の参考書です。
TOEICやTOEFLに比べたらまだ少ないですが、日本語のIELTS参考書も増えてきています。
この参考書は、初心者レベルでも理解でき、なおかつスコア6.5〜7.0レベルまで対応できる、バランスの良い内容になっています。
まずはこの参考書をしっかり読み込んで、理解していくといいでしょう。
IELTSで目標スコアを達成するために必要なことをご紹介しました。
まずは自分の目指すレベルをきちんと知ること、達成できると自分を信じること、そして信頼できる参考書を手に入れること。
この3つが目標達成のために大切なポイントです。
IELTSで良いスコアを獲得することは、あなたの夢への第1歩になります。
自分を信じて、試験当日まで頑張りましょう。
ネイティブ講師推薦!IELTS講師おすすめ!Writingスコアの目標 6.5以上向け参考書
1. まずは全世界で使用されている参考書を
世界的には英語能力を証明するテストとして有名なIELTS。ただ日本ではまだまだその知名度は低く、大学留学といえばTOEFL、という知識が一般的です。しかし近年では、イギリス、オーストラリア、カナダのみでなく、アメリカの一部教育機関でもIELTSスコアを受け入れ始めているためか、受験者数が増えてきています。そのため、以前は1~2冊程度だった日本語版のIELTS対策本も今では、どんどん増えている傾向にあります。
しかし、IELTSの歴史が浅い日本で出版された参考書では、カバーしきれない部分が多く、精度があまり高いとは言えません。
そこで大切になってくるのが、長年IELTSを研究し、改訂しつづけている海外の出版社が出している対策本。まずは、世界中で使われているIELTS対策参考書を購入することをおすすめします。
「でもそれって全部英語ですよね?ちゃんと理解できるか不安です。」
全て英語で書かれている洋書の参考書では不安になる方もいると思います。しかし、考えてみてください。そもそも英語圏に留学ないし移住をするのであれば、英語で理解することは必須ですよね。余談になりますが、英語を母国語で教えている国は日本くらいでは?と聞いたことがあります。英語で英語のスキルを学ぶことで習得力が高まり、英語を道具として使うことが可能になります。
また、IELTS参考書は英語を学習中の方向けに書かれているので、使われている単語や文法の難易度は低く、慣れれば読むこと自体はそれほど難しくありません。
英語の参考書を読んでいるだけでリーディングの練習にもなるので一石二鳥。頭を英語脳に変換する良いトレーニングにもなりますね。是非、海外出版社の参考書にチャレンジしてみましょう。
2. サンプルエッセイの数がたくさんあるものを
エッセイを書くとき、定型パターン、テンプレートにはめて書いた方が書きやすい、という参考書が多くあります。これは、どこにフォーカスしながら書いたら良いかわかるので取り組みやすいからです。 パターンを覚えるのこと得意な日本人にとってはこのやり方がベストと感じやすいですね。ただし、どんなエッセイでも、これを知ってれば問題なし!というパターンは存在しません。
Introduction→Body→Conslusionという構造を頭に置いて、パラグラフを分けることは大切です。ただし、パターン、テンプレートを当てはめようとして、上手くはまらない場合もあります。
それよりも、論理的に例や根拠を述べて自分の意見をサポートすること、に集中した練習をする方が効果的なのです。
そこでポイントになるのが、サンプルエッセイ。論理的に意見を展開するとはどういうことなのか?意見をサポートするための根拠や例はいくつ、そしてどのように挙げられているか?これらを、サンプルエッセイをいくつか見ながら掴むことが最も効果的な対策となります。
<おススメIELTS参考書>
上記、2点を考慮して、IELTS Writingの参考書をいくつかご紹介します。
1. アカデミックライティングを理解したい人向け
Improve Your IELTS Writing Skills
Improve Your IELTS Writing Skills
ライティング対策のための参考書として世界のIELTSコースでも使用されている最も有名な参考書です。アカデミックライティングとはどういう書き方が要求されているのかという基礎的なことが質問形式で出されているので、ラィテイング自体が初めての方でも十分取り組みやすい一冊。バンドスコア5.0~8.5のサンプルエッセイが多く含まれています。
例題とそのサンプルエッセイの数がかなり多いため、各バンドスコアの様々なサンプルエッセイを読むことで、6.5を取るためには、また、さらに7.0とスコアを上げるためには何が必要か?がわかるような対策本です。
海外の多くのIELTSコース用の教材として使用されているIELTSライティングには必須の一冊です。
Target Band 7: IELTS Academic Module – How to Maximize Your Score
こちらは、ラィテイング用の参考書ではなく、全4セクションをカバーしていますが、IELTSやアカデミックラィテイング初心者の方にもわかりやすいおすすめの一冊。Amazon.comでは、90%以上の星4つ以上のレビューがつくほどの、IELTS参考書のベストセラー。
バンススコア7.0を目指す方向けに、全セクションの対策をカバーしているので、ラィテイング以外のセクションもしっかり対策ができます。練習用というよりは、コツやスキルをわかりやすい英語で説明されているので、こちらとほかの練習問題が多い参考書と組み合わせてやる方法がベストです。
また、こちらは日本語版も出ていますので、英語の参考書が不安な方は、まずは日本語版から取り組んでみるのも良いと思います。
2. Bandスコア6.0の壁を越えられない人向け
Improve Your Skills: Writing for IELTS 4.5-6.0 Student’s Book
こちらの参考書は今までバンドスコアが6.0に到達したことがない、又はライティング対策を始めたばかりの方におすすめです。
サンプルエッセイを読むと、自分のエッセイがなんでバンドスコアが伸びないのか、そしてスコアを上げるために何が必要なのかということをよく理解することができます。
アカデミックなエッセイを書き慣れておらず、当面も目標がバンドスコア6.0という方におすすめの本です。
3. Bandスコア6.5以上を目指している人
IELTS Advantage IELTS: Writing Skill
IELTSの本場イギリスで最も有名なライティング対策専用の参考書。イギリスをはじめ世界中のIELTS学習者や語学学校で支持されている、最終スコア目標が6.5~7.5以上の方向けの人気の参考書。
色々な問題の中でStep by Stepでアカデミックライティングの構成方法が学べます。また、テーマに相応しい単語や熟語、言い回しも学べ、サンプルエッセイも真似しやすいものが多く、使いやすさが定評です。
4. 日本語の参考書がいいという人
IELTS初心者、英語からかなり遠ざかっているという人は、まずは日本語で書かれた参考書で、IELTSはどんなものか把握したいという場合は、こちらをおすすめします。
IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集
ブリティッシュ・カウンシルが出版しているIELTS公認問題集。
公認問題集ということでそれぞれのセクションも問題のタイプ、採点基準など、まずはIELTSとはどんな試験か?が把握でききます。模擬試験も1回分ついています。
しかし、ライテイングのスコアを上げるには、より多くのサンプルエッセイがついた参考書(洋書)と併せて使うことをおすすめします。
まとめますと、IELTSラィテイング対策には、世界中で使われている洋書(結果が出ているということ)のものを使うことがベストということです。どうしても日本語のものが、という場合は、ブリティッシュ・カウンシルが出版している「IELTS公認問題集」から始めてみましょう。
IELTSの総合対策にはコレ!自宅で学べるおすすめオンラインレッスン
「IELTS対策としてスクールに行きたいけれど、忙しくて通う時間がない」
そんな方にピッタリなのが、自宅で学べるオンラインレッスンです。
IELTS対策コースのあるオンライン講座の中でも、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの全てに対応している講座はわずかしかありません。
今回はIELTSの総合対策ができる、おすすめのオンライン講座をご紹介します。
24時間レッスン可&受講回数無制限の「Best Teacher」
Best Teacher(ベストティーチャー)は、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの英語4技能に特化したスクールです。
「自分で考えた英文を講師に添削してもらい、その英文を使った英会話をすることで自分の英語が話せるようになる」
というコンセプトのもと、Best Teacher独自のアプローチによるレッスンを行っています。
1.Best Teacherのレッスンの流れ
まずは自分が勉強したい題材を選択し、その回答を書いて提出します。
それに対して講師が返信し、また返信するというようにそれぞれ5回ずつやり取りをします。
やり取りが終わると講師がそれらの会話文を添削してくれるので、それをもとに自分が間違った箇所や他の表現方法を学び、正しい会話文を覚えます。
また、このとき講師が録音した音声も提供されるので、何度も繰り返し聞いて発声の練習をしましょう。
その後、オンラインで自分が書いた会話文を使いスピーキングの練習をします。
質問があるときはこのときに直接聞いて、会話文を自分のものにしましょう。
この他にも、自分の発音を録音して聞いたり、ディクテーションを行うこともできます。
2.Best Teacherここがポイント!
- 50か国を超える国籍のベテラン講師陣が300人以上在籍
- 24時間対応なので好きな時にレッスンを受けられる
- 料金は月額制で「Writingレッスン」「オンラインレッスン」ともにレッスン回数無制限
- 自分で作った英会話文だからしっかり身につく
3.IELTS対策コースの概要
Best TeacherのIELTS対策コースは、アカデミック・モジュールを対象としています。
このコースでは通常コースのほか、ジャパンタイムズが出版する『新セルフスタディ IELTS 完全攻略』(Anthony Allan著)に掲載されている問題をもとにしたレッスンも受講することができます。
スピーキングモジュールで26問、ライティングモジュールで15問と実際のテストの出題傾向に則した問題が用意されています。
IELTS対策コースの料金は月額16,200円(税込)で、「Writingレッスン」と「オンラインレッスン(25分)」を回数無制限で受けられます。
好きな時間に好きなだけレッスンを受けられるので、じっくり長期間かけて実力を伸ばすことも、試験前に短期集中で学ぶことも可能です。
IELTSインストラクター&3つの特訓ゼミの「mytutor」
mytutor(マイチューター)は、ビジネス英語や資格試験対策に特化したスクールです。
ビジネス、留学・検定試験対策、日常会話、KIDSの4つのカリキュラムがあり、それぞれに豊富なレッスンコースと教材が用意されています。
1.mytutorここがポイント!
- プロフェッショナルな講師が揃っている
アカデミック英語、ビジネス英語に精通し、TOEFL・IELTSを熟知したプロの講師陣からレッスンを受けることができます。
- 「担任制」がある
気に入った講師があれば担任講師として、定期的にレッスン時間を確保してもらうことができます。
また、担任制を利用せずに毎回違った講師のレッスンを受けたり、担任講師と他の登録講師を交互に受講することも可能です。
- 豊富なカリキュラムと教材
カリキュラムごとのレッスンコースは細分化されており、自分が必要とする英語力をピンポイントで学ぶことができます。
それぞれのレッスンコースに対応したオリジナル教材が多数揃っています。
- 安定した通信環境
mytutorでは専用の高速通信回線を使い、ITセンターからレッスンが行われています。
そのためレッスン中に通信が途切れたり、音声が聞き取りにくくなるなどのトラブルも少なく、安定した通信環境下でレッスンを受けることができるのです。
2.IELTS対策コースの概要
スピーキング特訓ゼミ・ライティング特訓ゼミ・リーディング特訓ゼミの3つの中から、自分に必要なレッスンを選んで受講することができます。
レッスンごとに講師から教材を渡され、実際の出題形式に合わせた学習が行われます。
講師はすべてIELTSに精通した専門インストラクターであり、社内研修により効果的な指導法のスキルアップを図っています。
料金は次のようになっており、どのレッスンも有効期限は6ヶ月です。
- スピーキング特訓ゼミ 全50レッスン 29,800円
- スピーキング特訓ゼミ 全100レッスン 49,800円
- リーディング特訓ゼミ Academic 全50レッスン 29,800円
- リーディング特訓ゼミ General 全33レッスン 22,800円
- ライティング特訓ゼミ 全50レッスン 29,800円
- ライティング特訓ゼミ 全100レッスン 49,800円
1日の受講時間に制限がないので、短期集中でスコアアップをねらうことも可能です。
IELTS専任講師による個別対応講座で学べる「AustralianClub」
AustralianClub(オーストラリアンクラブ)はオーストラリア人講師による、IELTS対策に定評のあるオンライン英会話レッスンです。
1.AustralianClubここがポイント!
- 講師が全てオーストラリア人
- 講師のクオリティが非常に高く、個人のレベルに合ったレッスンを提供
- IELTS対策に特化しており確実にスコアアップをねらえる
2.IELTS試験対策講座の概要
受講生の目的や目標スコア、学習スケジュールに応じて個別対応してくれる、マンツーマンレッスンです。
スピーキング・ライティング・リスニング・リーディングの4技能すべてを学べます。
IELTS試験の出題傾向に則した内容のレッスンを提供しています。
授業前に試験形式の課題が届くので回答を考え、それをもとにスカイプレッスンを行います。
授業ではミスや注意点など細かなところまで指摘してくれます。
授業後には模範解答(フィードバック)をもらえるので、復習しましょう。
IELTS試験対策講座のコース料金は4種類。
- お試しコース(30分1回) 1,000円
- 特別講座6(30分×6回) 22,000円
- 特別講座12(30分×12回) 38,800円
特別講座24(30分×24回) 62,000円
特別講座は回数が違うだけで、内容は変わりません。
短期間に集中して勉強したい方のための「個人集中指導」もあります。
今回ご紹介した3つのオンラインレッスンは、IELTS対策コースの中でも特におすすめのサービスです。
どれも英語4技能をバランスよく学ぶことができるので、確実にスコアアップを目指せます。
自分に合ったレッスンを選ぶためにも、まずは無料体験レッスンを受けてみることをおすすめします。
IELTS Listeningで初歩的ミス・よく間違える数字の聞き取り対策
IELTS リスニングのPartは比較的点が取りやすいと言われています。その中で必ず出てくるのが「人名や地名」や「電話番号」の聞き取りです。な~んだ、地名とか名前なら簡単。電話番号とかバスの番号も楽勝、と練習をおろそかにし、得点しやすいPartにもかかわらず、聞き間違いでスコアを落としている方も多いのです。
1.とにかく何度も数をこなすこと
もし周りに協力的な友人がいるようでしたらその人にお願いして、約10桁程度の数字をランダムに読んでもらい複数トラック録音しておきましょう。同じ人だと発音に癖が出てくるので、色々な人に協力してもらうことが重要です。
他には、こちらのIELTS対策をしている人にはおなじみのCollinsのテキスト付属CDにも数字の聞き取りに特化したトラックがあり、ひたすら数字をランダムに読み上げるというトレーニングができるようになっています。
またCollinsのCDはより本番に近くなるよう「68772」を「シックス エイト ダブルセブン ツー」という感じに少し複雑化した収録がされています。CollinsのCDは他にもIELTS Listeningならではの対策が色々とできるようになっているのでオススメです。
2. 数字を英語で読む
数字を聞いた瞬間にペンを動かして書きとらないといけない試験ですが、意外とそのスピードで数字を英語で読めないという人を見かけます。自分で読めないのにその速さで聞き取れるはずがありません。
携帯の電話帳を開き、電話番号を上から少しでも早く英語で読んでみましょう。その時に「77」をダブルセブンと読んでみるのも有効です。とにかくつっかえることなく英語ですばやく数字を読むという訓練が、おのずとリスニングの対策につながります。
3. 10の位に注意
住所の聞き取りなどで必ず出てくるのが「番地」の聞き取りです。特にここでは「Greenroad 18/80」のようにエイティーンなのかエイティーなのか、というところを引っ掛けるケースが多くなっています。違いは分かっているようで、いざ試験の場で早く言われると18なのか80なのかわからなくなる、あるいは自身が持てず気になって後に引きずる、なんてことが起こりかねません。
日頃リスニングをする際に10の位の発音に十分注意をしておきましょう。
4. 最後に
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この数字の聞き取りがうまくいくかどうかで1〜2点は確実に変わってきます。
IELTSのリスニングのPart1ではこの数字聞き取りは必ず出題され、この1〜2点をとるかどうかでリスニングのBandスコアが0.5変わってくる可能性が高いので、決して侮れません。日常生活では、こんなのはただ聞き直せばいいだけのことですが、試験では1発勝負です。
十分に対策を行い、このつまらないところでの失点をしないように準備するようにしましょう!
IELTS Listening試験でバンド7!僕がやったただ1つ+αのこと
1.とにかくシャドーイング
IELTSの調査によると、日本人のリスニング平均スコアは、5.9(2015 Test Taker Performance)。4技能の中では、リーデイングに次いで2番目ということは、スコアを上げやすいセクションなんです。
そこで、IELTSに限らず、英語のリスニング力を上げるトレーニングとしてよく聞くのが「シャドーイング」と「ディクテーション」という手法。
この内、スコアを上げる効果があるのが「シャドーイング」。
Why Shadowing?
一番は、手軽さ。準備するものは、音源を再生するもの(スマホやPC)と、一人になれる場所。読んだり、書いたりする必要がないので、テキストも必要なし。机に向かってやらなくても良いので、部屋を歩き回りながらでも、ソファに横になってでもできる気軽さ。
1日30分〜1時間程、できれば毎日シャドーイングを行うことがスコアアップの鍵。1日おきにやったり、1日4時間まとめてやる、というやり方はあまり効果がありません。というより、効果がでるまでに時間がかかります。毎日続けることで、英語の音に耳を慣らし、英語耳ができます。
さらに、シャドーイングをすることで、聴く力でなく、話す力(特に発音)のトレーニングにもなります。同じ音源を何度も聞くことで、ただひたすら読むことから、英語特有のリズムに気がつきます。それを後について、口にすることで自然と英語らしいイントネーションで話せるようになります。これは、スピーキングセクション用の訓練にもなるまさに一石二鳥の手法ですね。
How to do shadowing?
シャドーイングは毎日、IELTSのリスニング問題を聴けば良いのですが、いくつかステップがありますのでご紹介します。
- 問題を解く。
- 内容をスクリプトで確認。(問題を解いた時の内容理解がどの程度正しいかチェック)
- スクリプトを見ながら音読練習。(音源すべてが難しい場合は、文章毎に止めながら)
音源のスピードについていけるくらいになったら、シャドーイング練習。
新しいリスニング問題を上記の4ステップを行いながらシャドーイングをします。特に(3)(4)に時間がかかると思いますが、慣れてくると(3)がすらっとでき、(4)をひたすら繰り返すトレーニングで十分になります。
では、それぞれのステップをやる上でのポイントもお伝えします。
問題を解く
新しい問題ならまずは、解くこと。その際に、全く内容が理解できない、なんとなく理解できる、7~8割理解できる、とそれぞれ理解度が分かれます。全く理解できない場合は、英語耳ができていないだけでなく、語彙力、文法力が足りないので、シャドーイングの他に単語、基本文法をやることをおすすめします。な逆に7~8割理解できる場合は、シャドーイングをする必要はあまりないので、よりたくさんの過去問を解くことに専念しましょう。
内容をスクリプトで確認
まずは単語、文の構造をチェック。これはリーディング力UPにも効果がありますよ。その後、内容をチェック。この時、日本語訳は内容が7~8割理解できた後に、確認程度にみること。間違っても、いきなり日本語訳は見ないこと。これをしてしまうと、英語を読む際に理解できた気になってしまうからです。
スクリプトを見ながら音読練習
音源より一歩ずれて音読することがポイント。同時に読んだり、音源よりも先に読むことはNG。意味がありません。英語には日本語にない音がたくさんあります。英語の音を日本語の音に当てはめると、音源と全く違った音=独自流の音、で覚えてしまい、実際のテストで聞き取れなかった、ということもよく聞きます。音源をよ~く聴くことが一番大切ということを覚えておいてください。
シャドーイング練習
音源の発音、イントネーションがつかめ、スピードにも慣れてきたら、いよいよシャドーイングの開始。英語でシャドー(Shadow)は影という意味ですね。その名の通り、音源の後に影のようについていくのが、シャドーイングの手法。1テンポ遅れて、聞こえたものを瞬時に口から出します。
この時、内容は考えないように。内容や、この単語なんだっけ?と考えた瞬間3~4語は飛んでしまいます。
また、完璧に読もうとしない事。音源と完全にずれていても、すべての単語を言い切ろうとするのはリスニングのトレーニングにはなりません。あくまで音に慣れることが目的。最初の頃はスピードについていけず、ストレスが溜まるかもしれません。文章毎に区切りながら、少しずつ文章の量を増やしていけばOK。
What to use?
IELTSのシャドーイングに使う音源は、やはりIELTS問題集がベストです。本番の音源を聴くことで、話者の発音、音源のタイプ、長さにも慣れることができるので、これが最強のシャドーイング教材です。
2.+α
シャドーイングにさらに+αとしてやっておくといいものをご紹介。
短いディクテーション
IELTSのリスニングはディクテーションが役立つ問題がいくつかあります。人名のスペルを書いたり、電話番号の書き取り等はシャドーイングだけではカバーできません。聞いたものを正確に書き留める訓練が必要になります。(IELTSではスペルミスで減点になります。)
例えばひたすらランダムな数字を読み上げる場合、
「one one nine double six o two double three」を聞いたら即座に「119660233」と書かなれけばいけません。
リスニング教材もしくは、自分でスマホに録音したものを書き取るトレーニングしましょう。
倍速再生
シャドーイングに慣れてきた際には、1.2~1.5倍速程度で聞き流してみてください。
早いスピードに慣れておくと、リスニング力が上がるだけでなく、当日の試験でかなりゆっくり聞こえるので、気持ち的に落ち着く効果があります。
まとめますと、リスニングでスコアを上げるには、まずはとにかくシャドーイングを毎日すること。そして時間があるときに、短いディクテーションや倍速にした音源を聞き流すこと。
地味なトレーニングですが、3ヶ月続けることで耳の改革が起きます。
目標スコア獲得に向けて地道に頑張りましょう!
IELTS Readingスコア8.5に実際に伸ばした英語の勉強法・参考書
日本人にとってIELTSで伸ばしやすいのが、リーディングセクションと言われています。
そこで実際に、リーディング8.5に伸ばした際の勉強法、役立つ参考書をご紹介します。
1.おススメ参考書
日本でも最近知名度が上がっているIELTS。日本の出版社もどんどんIELTS対策本を出しています。が、実際に使えるものは、やはり本家がだしているもの。IELTS公式過去問集(ケンブリッジ出版)とIELTSやTOEFL用単語本の2種類がおススメです。
IELTS公式過去問集(ケンブリッジ出版)
本物の問題にかなうものはありません。
特にバンドスコア8.5を目指すのであれば本番同様のレベル、内容のものでトレーニングすることは必須です。
IELTS公式過去問集12、11、10の順番で3冊を使うことをおすすめします。
常に最新版が発売されているか確認しながら、必ず最新版は購入しましょう。(2017年7月時点の最新は、IELTS公式過去問集12)
日本語版の参考書は、問題の難易度が低く、効果的な練習は望めません。
どうしても日本語で書かれたもので始めたい、という場合は、「IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集」を使いましょう。
リスニングのみならず、リーディング、ライティング、スピーキングの出題形式、テストの流れ、評価基準、攻略法、練習問題が含まれており、本番と同じ形式の模試1回分ついています。
語学においては参考書を買いすぎて、どれから手を付けていいかわからない、どれも最後までやりきれなかった、ということありますよね?参考書は必要なものを数冊、繰り返しこなすことが、スコアアップのカギです。
IELTS、TOEFL用英単語本
IELTS必須英単語4400
IELTSで必須の英単語3300、英熟語1100。
難易度別にA~Dで分類されています。単語・熟語ともにテストによく出る形のフレーズと一緒に覚えられるようになっています。
単語本を購入の際のポイントは、「フレーズか例文があるか?」これによって特に覚えにくい、印象に残りにくい単語を覚えやすくできます。
実践IELTS英単語3500
イギリス英語のスペル、発音。
全3500語は「基本語1000」と「重要語2500」にわかれ、さらに「重要語2500」は500語ずつレベル1から5に分類。
目標とするバンドスコアに合わせて学習しやすい構成になっています。
また過去問題集をもとに作らてれいるのもポイント。
2.リーディング力UP学習法
英単語暗記法
1日100語こなします。
完璧に覚えるというよりは、何度も目を通す。
繰り返し見ることで目に焼き付かせることがポイントです。
完璧に覚えようとしてなかなか進まないとリズムを崩すだけでなく、モチベーションが下がってしまいます。
ポイントは、1日100語ペースを続けることなのです。
すると6日間で600語になります。
その後また続けて同じ600語を5周します。
30日で600語マスターしたことになります。
5周しても覚えていない単語は、ノートかスマホにリストアップし、その単語のみ、同じように1日100語ペースで5周しましょう。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると、1時間程度で100語確認ができるようになります。
1日100語なんて覚えられない。30語くらいにしよう。
というのはNG。少ない数の単語を時間をかけて覚えるのは、逆効果。
時間がかかる分、少ない数しか覚えられず、難易度の低い、本の最初の方に出てくる単語しか覚えられない状態で、軽く半年は経ってしまいます。
単語は、繰り返し目を通す、この「繰り返し」がカギ。
中学校の英語の授業で先生から、How are you? と言われ、I’m fine, thank you. And you?を散々言わされたおかげで、反射的に言えるようになりましたよね?それと同じロジックなのです。
読解力と速読力の向上
読解力向上のための精読
問題をたくさん解いてるのに、正解率が上がらない。
そんな時、問題を解く→答え合わせ→解説を読む、で終わっていませんか?特に本番同様の公式過去問題集を使っているなら、それで終わるのはもったいない。しっかりと理解したか?を確認する作業=精読を必ず行いましょう。
精読のやり方
知らない単語は全て調べて覚える(単語は別のノートに書きだす。テキストには書かないこと)。
they, it, that等の代名詞が何を指しているかを確認(日本語ではこのthey ,it, thatが使われない場合が多いので、私たち日本人にとっては、飛ばして読みがちなポイント)。
But, However, Although, While, Whereas等の逆説を示す転換語をチェック。
文の構造のチェック
SVなどの文型、複数形・単数形と動詞の活用の関係、動詞+前置詞、関係詞(特に文章が長い場合は関係詞でつなげている場合が多い)をマーカーなどでチェックし、理解しているか確認すること。
時間は、1パッセージで1~2時間かかるかもしれませんが、理解度が上がり、次の問題が読みやすくなる効果があります。
速読力向上のための多読
精読の後は多読。多読をやればやるほど、速読力がつきます。
例えば、野球がうまくなるには、バッテイングのコツを覚え、あとは素振りを何度もやれば上達しますよね?速読も同じことなのです。
速読にコツはありません。ただ回数を多くこなすのみです。
多読のやり方
精読後もう一度問題を解く(そこで間違えたら、精読が十分でないということなので、再度精読)。
全設問を解けるようになったら毎日繰り返し多読する。
1パッセージ3〜5分で読めるようになるまで訓練(250-300words/分が目標)。
多読と並行して新しい精読を最低週2回は行う。
過去問3冊分全て精読をした後は目標スコア到達までひたすら多読
精読後はなるべく毎日、1パッセージにつき最低5回は読むという事を習慣にするとよいでしょう。
これを何度も何度も繰り返す事で読む速さが上がると同時に単語や構文の理解も深まります(単語の暗記でもお伝えした、繰り返しの効果ですね)。
内容を理解している文章を何度も読むということで、目標読解スピードは通常の試験時に要求されるスピードよりも速くなります。
250−300単語/分(3〜5分で読み切るスピード)を目標にしてください。
本番では新しい内容を読むわけですから、本番に必要なスピードと同じスピードでは遅すぎるということです。
この精読→多読を過去問題集3冊分(10~12)の長文全てで行ってみてください。
精読はかなり時間がかかりますが、多読はすでに内容がしっかり理解しているものをひたすら速く読むだけですので、リズムをつかめばテンポよくこなせます。
さて、リーディングスコア8.5を獲得するための方法とお伝えしましたが、大切なポイントは、参考書は必要なものだけ(公式問題集+IELTS用単語本)です。
単語は1日100語をさらっとテンポよく、読解力は精読+多読でクリア。
時間はかかりますが、同じ期間をかけるなら、確実にスコアを上げるやり方でこなし、目標スコア獲得に向けて頑張りましょう。
勉強方法だけでは足りない!
IELTS Writingテストで高スコア6.5を取るための戦術&対策
IELTS学習で一番頭を悩ますのが、ライテイングセクション。
インプット中心の英語学習を続けてきた私たち日本人にとって、アウトプットのライテイングやスピーキングが苦手な方はたくさんいます。
とはいえ、IELTSはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4セクションの平均がオーバーオールバンドスコアとなります。リスニングとリーディングの合計がスコアになるTOEICの様に、リーディングでスコアを稼げばOKとはいきません。
では、IELTSでほどんど方が目標とする、6.5を取るためのストラテジーをいくつかご紹介しましょう。
1.ライティングで高得点は必要なし
IELTS受験の目標の多くは海外留学。
要求されるスコアは、
大学 Overall 6.5 (全セクション6.0以上)
大学院 Overall 7.0 (全セクション6.5以上)
の場合が多いです。
大学留学の場合ではすべて6.5取る必要はなく、リーディングとリスニングで7.0、ライティングとスピーキングで6.0を取ればOKですし、大学院留学の場合も、リーディングとリスニングで7.0あれば、ライティングとスピーキングで最低基準点6.5を越えれば目標スコア達成となるのです。
つまり、ライティングでは最低基準点を越えていればそれ以上を目指す必要はありません。ライティングで7.0を狙うより他のセクションで高得点を取る方が、近道ということです。
もちろん、ライティングが得意、もしくは、時間はかけても全セクション7.0を目指したい、特にスコアが必要な目的がない場合を除く、留学、移住など目的が明確、期限がある場合は、効率的にスコアを達成することが大切です。
要は、ライティングの必要最低スコアを取ることに集中することです。
2. 採点割合が高いTASK2に絞ってトレーニングする必要はあるのか?
Task1:Task2の採点比重
ライテイングセクションでは2つのタスク(Task1、Task2)が与えられます。Task1 : Task 2 の採点割合は 1 : 2 。目安の回答時間も20分 : 40分となっています。
となると、採点割合の高いTask2を重点的に練習した方がいい、となりますね。
しかし、大学、大学院留学が目的の場合は、必要なのは
大学 Overall 6.5 (全セクション6.0以上)
大学院 Overall 7.0 (全セクション6.5以上)
7.0以上の高得点を必要でない場合は、Task2を重点的に対策するのに時間をかけるよりは、Task1の傾向を把握し対策を立てる方がより効果的なのです。
ではTask1とTask2はどんな内容か?
Task1: 図や表などのデータを見て主な特徴を挙げたり、比較したりして要約する。(150字以上)
Task2: 課題に対する考えとその理由を自分の知識や経験を交えて書くエッセイ形式。(250字以上)
では、ライティングで6.5を取る場合、Task1とTask2で必要なスコアの組み合わせをあげてみます。
A. Task1 : 5.0 Task2 :7.0 = Writing 6.5 (6.33のため切り上げ)
B. Task1 : 5.5 Task2 :7.0 = Writing 6.5
C. Task1 : 6.0 Task2 :7.0 = Writing 6.5 (6.66のため切り下げ)
D. Task1 : 6.5 Task2 :6.5 = Writing 6.5
E. Task1 : 7.0 Task2 :6.5 = Writing 6.5 (6.66のため切り下げ)
F. Task1 : 7.0 Task2 :6.0 = Writing 6.5 (6.33のため切り上げ)
D、E、Fにおいては、Task1で6.5以上とれば、Task2は6.5あれば目標のオーバーオールスコアが7.0取れる確率が高くなるというわけです。
であれば、Task2の方が比重が高い、ということはなくなるため、スコアを上げやすいTask1対策により多くの力を注いだ方が、効率的ということですね
3. 6.5獲得にはTask1対策が重要
自分で一から意見を構築しなければいけないTask2は難易度が非常に高い。であれば、図やグラフの分析をまとめる=意見は必要なし、のTask1で6.5以上を取ることが必須となります。
Task2対策に時間をかけすぎ、さらっと対策本を見ただけのTask1にあたふたし、結局目標スコアに達しなかった方もたくさんいらっしゃいます。それは、市販のIELTS参考書もTask2に重点をおいているものが多い、ということも原因に挙げられますが。
先程も述べたように、Task1には意見を言う必要がありません。アイデアを考え出さなくても良いのです。であれば、Task1で6.5以上取る方が、Task2で7.0取るよりもはるかに現実味がある!ということですね。
Task1出題傾向
線グラフ
円グラフ
棒グラフ
表
diagram
これらの組み合わせ
つまりこの5パターンしか出題されません。なんだか、対策がしやすく感じますよね?「増える」「減る」「横ばい傾向にある」など使われる単語は決まったものが多く、定型文を覚えてあてはめればスラスラかけます。まずはグラフの意味を解釈し、順にその内容を説明する練習をすれば150語はなんなく書けてしまいます。
さあ、これで対策のポイントおわかりになりましたね?
まずは、Task1を重点的にトレーニング。もちろん、Task2も6.5以上は必要になりますから、こちらも同時に進めてくださいね。
Task1:6.5以上、Task2:6.5。この割合を念頭において、ひたすらトレーニングです。
IELTSモジュール別受験対策|各セクションの出題形式と対策
IELTS スピーキング対策
ネイティブスピーカーの試験官との約14分間のテスト。
コンピュータに話しかける TOEFL ibt とは違い、IELTS は面接スタイルのスピーキングテスト。
試験は、パート1~3で構成されていています。
パート1
質問は身近なトピックが多いため、点数を落としたくないセクション。
過去の出題問題を分析してみると「Family」「Travel」「Sports」などの約30トピックから同じような質問が出題されている傾向があります。
ポイントは、トピックに対して自分の回答を用意しておくこと。
最低2~3文は作りましょう。
但し、自分流の書き方ではなく、かならず、プロのネイティヴ講師にチェックしてもらいましょう。
パート2
1つの指示文と3つの内容文が書かれたカードを渡され、1分間で準備。準備後、1分〜2分間を使って指示文に従いながらスピーチをします。
ポイントは、質問順に全て回答し、面接官に止められるまで話し続けることです。
また、カードに書かれた質問文とは違う単語を使ったり、表現を言い換えたりしてパラフレーズすることが大切です。
またスピーチがスムーズに聞こえるようにするために、Discourse Marker(え~、あの~等)を使うと自然さが出ます。
パート3
ここでは、英語で自分の意見を論理的に発表する力がカギです。
どんな質問に対しても、自分なりに話を展開させて解釈を加えていかなければなりません。
そこで必要となってくるのが英語力に加えて背景知識です。
パート3ではそれぞれのトピックに関して、事前に背景知識を身につけておくことが大切。
またこのパートでは、話の流れに一貫性を持たせること、自分の意見を展開していく力が評価されます。
どんなに英語の発音が良くて流暢に話せたとしても、簡単な文法しか使わず一貫性がないものは高い評価を受けることは難しいでしょう。
日頃からインターネットニュース、POD CASTなどを聞き、世界のあらゆる情報を自分の中に入れておくことをお勧めします。
リスニング対策
4つのセクションにに分かれており、計40問、所要時間は30分+転記用に10分
①(6~8分)は日常的な場面(ホテル予約、バス切符売り場、友達同士の会話等)での2人の会話を聞いて質問に答えます。
②(6~8分)は日常的な場面(大学のオリエンテーション、ラジオ番組、留守番電話等)での1~2人の会話を聞いて質問に答えます。
③(6~8分)はアカデミックな場面(キャンパスでの会話、授業について学生同士の会話等)での2~4人の会話を聞いて質問に答えます。
④(6~8分)はアカデミックな場面(教授の講義等)での1人の会話を聞いて質問に答えます。
イギリス英語を中心に、オーストラリア、南アフリカまでさまざまな国のなまり、方言の英語が含まれています。
英文は1回のみ再生され、回答は選択方式、穴埋め問題、短い回答題があります。
穴埋めなどスペルをしないといけない問題もありますが、IELTSでは利用すべき様々なテクニックがあります。
知っておきたいIELTSリスニングのコツ
英文の放送前に設問に目を通す時間が30秒、それぞれのセクションの最後に解答のチェック時間、そして最後に40問すべての答えを解答用紙に書き写す転記の時間が10分あります。
この時間を有効に使うため、放送を聞いているときはメモ程度、転記の時間に清書すればOK。
出題の流れ
- 例題と解答例の放送 ( セクション1のみ)
- プレビュー (20~30秒)
- 英文の放送 (4~6問)
- プレビュー (20~30秒)
- 英文の放送 (4~6問)
- 解答のチェック (30秒)
- 転記 (10分) –(全セクション終了後)
問題に必ず事前に目を通す
プレビュー時間は問題文に目を通し、トピックの内容を想像しましょう。 また空欄の前後の文字から内容を予測することもできます。
例:
•$_____ :金額
•at ______:時間、もしくは場所
•…it’s recommended to :to 不定詞なので、動詞の原形
前の問題に自信がなくても引きずらないよう、プレビュー時間には次の設問に目を通しましょう。
自信がない場合は、転記の時間に見直す程度で。
自信のない問題に時間を割くより、解ける可能性のある次の問題に備えることがカギ!
完璧なメモを取らない
英文は1回しか流れませんので、リスニング中、スペルに迷ったりした時は、思いついたスペルでサッとメモしましょう。
スペルが思いつかないならカタカナでもOK。
転記タイムできちんと書ければOKです。
確認しておこう、IELTS独特の問題形式
TOEICやTOEFLとも違った独特の問題形式のIELTS。
まずは、形式を確認し、どんな解答が求められているか?慣れておくことが大切です。
穴埋め形式
文章の一部分が空欄になっているタイプの問題。
空欄前後を確認し、かならず指定された単語数以内でおさめること。
例:
Use NO MORE THAN THREE WORDS for each answer. Location:
※上記の場合は、3単語以内で書く必要があります。
選択問題
リスニング内容の読解問題ですが、1つ、もしくは2つ選ぶ必要があります。
設問では、太字で表示されますが、しっかりと確認しておきましょう。
設問のキーワード(名前、地名、疑問詞(WH))に線を引き、取る情報をチェック。
T/F (正解か不正解か?)問題
リスニング内容について、問題文が正解か不正解か?を問われる問題。
設問のキーワード(名前、地名等)に線を引き、取る情報をチェック。
イギリス英語に慣れよう
IELTSリスニングではイギリス英語が主体です。
日本の学校教育や、ちまたに流れる英語はアメリカ英語が多いので、慣れていない場合が多いです。
問題集を聴く以外に、日常的に、ポッドキャスト、アプリ、Youtubeを利用して、BBCニュース、BBC Learning Englishを活用してみましょう。
イギリスのドラマを観ることも良いですね。
IELTSの勉強をしているときだけでなく、リラックスしているときも、流しておくことで、色んな人の話すイギリス英語に慣れることができるのでおススメです。
IELTS リーディング対策
トピックセンテンスを探す
3パッセージ、合計40問ののリーディングテストはTOEFLと比べてもパッセージが長いです(1パッセージ約900語。因みにTOEFLは約700語)。
そのため、一字一句読んでいる時間がありません。
そこでフォーカスしていただきたいのが、 トピックセンテンスを探すこと。
IELTSのパッセージには段落があり、各段落には中心となる「主題」があります。
その「主題」はほとんどの場合トピックセンテンスからわかり、それはほぼ段落の最初の部分にあります。
ですので、すべてを読まなくてもトピックセンテンスから段落の内容が把握できるんです。
パッセージが長いリーディングテストでは、段落ごとに何が書かれているかを より早くつかむことがカギ。
パッセージを一語一句全て読むのではなく、 各段落のトピックセンテンスを見つける癖をつけましょう。
問題形式を把握
IELTSの独特の問題形式に慣れておくこともスコアアップにとって必須です。
True/False/Not given (Yes/No/Not Given)形式
このタイプの問題は、設問が問題文に書かれている内容と合っているかを 答える問題です。
ポイントは、設問にキーワードに線を引き、パッセージからそのキーワードを探すこと。
回答がパッセージ内にない場合は、Not Givenとなるので、注意しましょう。
穴埋め問題
ほとんどの場合、 「NO MORE THAN THREE WORDS」(3語以内)と単語数が指定されています。
1つのパラグラフに答えがあるパターン、 複数のパラグラフに答えが散らばっているパターン、 全パラグラフに答えが散らばっているパターンの3通りあります。
とにかくキーワード(ほとんどが名詞)をいち早く見つけることがカギ。
ほとんどの場合はパラグラフの順番通りに答えがあるので、 ひとつ解いたらすぐ次のパラグラフへと、次々と早くキーワードを探しましょう。
段落ごとにタイトルを付ける形式
ほとんどの場合、各段落の最初の文(トピックセンテンス)を読むとその段落の内容が分かるので、全てを読むのではなく、書く段落の最初の文だけを読むようにしましょう。
各段落の最初の文を読んでその段落のタイトルに相応しい文を 選択肢の中から見つけるようにします。
読む量が圧倒的に多いリーディングでは、一つの問題に時間をかけず、自信がない場合はとりあえず回答して次の問題にいくこと。
そして何より、落ち着いて取り組むことです。
そのためには、模擬試験や練習問題をより多く解き、時間配分、速読トレーニングをしましょう。
IELTS ライティング対策
2つのタスクを1時間で書き上げます。
タスク1
図や表などのデータを見て主な特徴を挙げたり、比較したりして要約する問題。150字以上。
ポイントは、あくまで図や表の要約ですので、個人的意見や、読み取れないことは書かないこと。
プレゼントしているかのように、淡々と説明するイメージで書くことが大切。
また採点基準を知っておくことも重要です。
•Task Achievement タスク到達度
•Coherance & Cohesion 論理の一貫性と流れの良さ
•Lexical Resource 語彙力(単語難易度のみならず適切な単語選択が出来ているか)
•Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確性(表現の幅)
タスク2
課題に対する考えとその理由を自分の知識や経験を交えて書くエッセイ形式の問題。250字以上。
TOEFLのIndependent Writingと同様、課題に対する意見に、理由、例、個人的な経験を入れ込んで書きます。
そこでまず大切なのは、 Introduction(序文) Body(中文:意見、例など) Conclusion(結論) の構成で書くこと。
これを段落ごとに分けて書くことで、読み手(採点者)が議論の展開がわかりやすくなります。
これが一つでも欠けるとエッセイ自体が中途半端となり、スコアが低くなる可能性がありますので気をつけましょう。
またタスク2も採点基準を知っておくことも重要です。
•Task Response タスクへの返答度
•Coherance & Cohesion 論理の一貫性と流れの良さ
•Lexical Resource 語彙力(単語難易度のみならず適切な単語選択が出来ているか)
•Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確性(表現の幅)
英語で作文を書いたことがない方はまず、語彙量を増やすこと。
これはリーデイング力UPにもカギとなるので一石二鳥。
一回で暗記するのではなく毎日見ることで短期記憶→中期記憶にもっていきます(例:一日100語、1週間600語(1日は休憩)を1ヶ月繰り返すと、一月で600語、半年で3600語になります)。
そして必ず、サンプルエッセイを読むこと。
ここから構成、書き方などつかみます。
最後に、添削。これなくしては自己流になってしまうので、必ず、プロの講師に添削してもらいましょう。
はじめて受験する人に読んでほしい!IELTSスコアと現実の差
IELTSなどの資格試験で目標スコアを取った際に気になるのが、コミュニケーションツールとしての英語レベル。
一体、日常英会話としてどれくらい使えるようになっているのか?は気になるところですね。
例えば、IELTS7.0。9.0満点中の7.0。TOEICならば870点以上という高得点。
TOEICよりはるかに難易度が高いIELTSでそのスコアが取れているなら、スラスラ英語が出てくるようなイメージだと思います。
実際に、あらゆる場面でどのくらいできるのか?見てみましょう。
海外旅行
海外旅行で必要な英語力はすでについています。度胸があれば一人旅もなんなくできるレベルです。
空港での入国審査、空港からホテルまでの移動、ホテルチェックイン、レストランでの注文、買い物と、いずれもスムーズにコミュニケーションが取れると思います。
IELTS7.0レベルなら、込み入った状況(ホテルでの苦情、レストランでのメニューの説明、買い物で値段交渉等)でも問題なくできます。
海外旅行~機内放送~
機内放送はほぼ、決まったことしか言わないですので、慣れれば意識しなくても聞こえます。(離陸します。シートベルトは着用したままで。機長からの挨拶等)英語圏の航空会社ならば、機内アナウンスも含めてほぼはクリアな発音で話すので問題なく聞こえるはずです。
但し、非英語圏の航空会社の場合、アジア、ヨーロッパ等、母国語の影響が強いCAさんもいますので、聞きなれないアクセントの場合は、聞こえにくいかもしれません。ただし、機内放送は、何かが起きない限り、決まった内容しか流れませんのでそれほど気になることはないレベルです。
海外旅行~世間話(雑談)~
カフェで注文待っている時、エレベーターの中など、海外では知らない人にも気軽に話しかける習慣があります。その時のちょっとした雑談も、IELTS7.0レベルならさらっとできるはず。
どこからきたの?
どのくらい滞在するの?
どんなところ観光した?
日本でのおススメの場所はある?
など、ちょっとした会話のチャンスが思いがけない時に来るのが、海外旅行。
そんな時も、相手の問いかけに返すことは十分できるレベルです。ただし、そこから会話を膨らますのはちょっと難しいレベルかもしれません。
映画を英語で
映画を全て理解することは正直、IELTS7.0にはまだ早いレベル。
ジャンルによっては専門用語も多く(法廷物、サイエンス系等)、国だけでなく地方によっても違う方言(アメリカなら北部と南部では話し方が全く違う)、スラング、新語など、生の英語に触れないとわからない場合が多いと思います。
IELTSなどは試験用に録音された音源でトレーニングするので、生の英語(どもったり、早かったり、最後まで言い切らなかったり)には慣れておらず、ちょっと難しいですね。
ただ、IELTSトレーニングで語彙力がある場合が多いので、様々な国、ジャンルの映画をたくさん観ることでいずれ、わかるようになります。
ノンネイテイヴ(非英語圏)との会話
同じノンネイテイヴ同士、結構会話ができます。なまりやスピードは違っても、割とリラックスできるのがノンネイテイヴとの会話です。
お互いに英語ネイテイヴでないので、スラングや難しい言い回しは使わず、中学英語程度の単語で会話をしていることが多いです。
特に、ラテン語圏のイタリア、スペイン、ポルトガルでは、ローマ字読みで英語を発音する人が多いので、日本人からすると、想像しやすく、話しやすいです。
ノンネイテイヴでもネイティヴ並みに話せる人もいますが、難しい表現をつかわないので、問題なく会話ができます。
英語のネイティヴ(英語圏)との場合
1対1で話す場合は、こちらが英語ネイテイヴでないということをわかってくれていれば、ゆっくり簡単な単語で話してくれるので、コミュニケーションに問題はないと思います。
一方、複数のネイテイヴスピーカーの中に自分ひとり、という状況の場合はまったく変わってきます。
彼らは、自分たちの話す自然なスピードで、ローカル内容を、次から次へとネタを変えながら話します。
そうすると、ついていけなくなるのがこのレベル。
聞き取れても、会話の流れが速いので、聴くので精一杯。できて相槌くらいです。
また、ちゃんとしたこと言おう、変なこと言っちゃダメ、という日本人の気にしすぎ精神で遠慮していると、「つまらない人」とみなされることもあります。
まとめますと、IELTS7.0では、予め予想がつく場面の会話、同じ程度の英語レベルのノンネイテイヴとの会話はスムーズにできますが、ネイテイヴと友達になる、海外で仕事をする、ことはまだ難しいのが現状です。
IELTS学習と同時に、「生の英語」に触れるトレーニングも並行してやることをおすすめします。
海外ドラマ、映画、Youtube動画、海外旅行、外国人と飲みに行く、など、生の英語を触れる機会を持ち、英語に幅広さをつけましょう。
【初心者向け】IELTS Writingの対策と裏技
IELTSライティング学習を始める際、どこから始めてよいかわからない。
単文の英作文は大学入試でやったことはあっても、グラフの分析や意見を述べるエッセイを書くとなると、どこから手をつけたらよいか、と後回しにしがちなのかライティングです。
そこで、IELTS初心者の方向けに、いくつか知っておくべき対策法、コツをご紹介します。
1. 語彙力を増やす
エッセイを書くにも単語量が少なければ、意見も幼稚になってしまいます。
まずは語彙力の強化からスタートしましょう。
語彙力強化は後々、IELTS対策全般にて役立ちますので、まずはここからスタート。
やり方は色々ありますが、ポイントは 暗記しないこと。
覚えるのではなく、自分の語彙リストを増やすイメージ。
一単語に時間をかけず、1日50-100単語を、2-3週(1単語30秒)目を通す。
覚えようとせず、目に焼き付けるイメージ。
これを1週間、2週間と1ヶ月続けると、ひと月で、300-600語、自分の語彙リストに加わります。
中学3年間、毎回言わされたおかげで言えるようになった、How are you? と同じやり方ですね。
2. 制限時間を身体に覚えこませる
IELTSを受けたたくさんの生徒さんからいわれる感想はコレ。
「もう少し時間があればもっと書けた。」
IELTSでは、限られた時間内である程度のものが仕上げられる能力を試されます。
時間をかけて完璧なエッセイを書く必要はありません。
Task1の20分で150単語、Task2の40分で250単語以上のエッセイを書き上げることが鍵です。
この基準を満たせない場合、ライティングでバンド5.0以上を取ることはほぼ不可能です。
そこで、エッセイを書く練習をするときは、必ず時間を計ることを習慣化させましょう。
時間内に効率的に書くためには
構成を決めておくこと
Task2は、導入、中文、結論。
これを段落で分けて書く癖をつけましょう。
構成を毎回考えなくてもよいだけで時間が短縮できます。
アイデアを出す練習
普段、色々なトピックについての意見を持たないと急に出てきません。
新聞やニュースを見たり、Task2のトピックでアイデア出しの練習をしましょう。
間違いは消しゴムで消さない
この作業は意外と時間取られます。
訂正するなら横線引けばokです。
4. 論理展開を理解する
IELTSライティングはあくまでも「アカデミックライティング」で。
自分の思うことを綴るものではありません。
そこで意識してほしいのがエッセイ全体の起承転結の構成 トピックセンテンス→それをサポートするアイデアや例→結論 ライテイング対策の早い段階でこれを理解し、モデルエッセイに多数目を通すことで形式に慣れる必要があります。
5. 自分の意見を客観的に
アカデミックエッセイでは、自分の主張をサポートするだけの「強い根拠」が求められます。
例えば「外食をする利点」について書く際、
A「友達と美味しいものが食べられて楽しいから好き」
B「忙しい社会で料理や後片付けの手間が省け、同僚や友人との人間関係を円滑にできる」
Aは個人的な意見であり、「外食の利点」としては、説得力が弱いですね。
Bの方が客観的であり誰にでも当てはまりますね。
エッセイでは自分の意見をいかに客観的に書くか?か鍵です。
その客観性によって強い説得力のあるエッセイが完成できます。
6. プロの添削を受ける
ライティングセクションは自分で勉強するのが最も難しいとされています。
自分で客観的に全体を見ながら、細かい文法ミスやスペルミスには気付くのはかなり難しいのです。
是非、IELTSのプロやネイティブスピーカーの添削を受けましょう。
プロに確認してもらうことで、効率的にライティングスキルを向上でき、スコアアップに繋がります。
このようにIELTSライティング初心者の方は、まずは語彙力強化、そしてIELTSライティングで求められるものを把握、あとはひたすらトレーニング&プロの添削を繰り返すこと。
基礎力UPしながら、試験の特徴を叩き込み、トレーニング&添削あるのみです。
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TOEIC、TOEFL、IELTS、英検等の英語の資格を徹底比較
英語の資格といえば、TOEICと英検がメジャーですね。その他にも目的に応じて様々なテストがあります。高校受験なら、英検。就活で活かすならTOEIC。海外大学留学ならIELTSかTOEFL。その他日本ではあまり知られていない英語資格も含め、どんな試験なのか見ていきましょう。
TOEICとは。概要・対策法
TOEICテストには、リスニングとリーディング力をテストするL&RとライティングとスピーキングをテストするW&Sの2タイプがあります。一般的に私たちが聞くTOEICは前者のL&R。就活や、会社での昇進条件、転職など、ビジネスシーンで使える資格として日本では英語の資格の代表的なものとなっています。
<テスト概要&対策法>
リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問のマークシート方式テスト。
〇リスニングセクション
パート1:写真描写問題 6問
パート2:応答問題 25問
パート3:会話問題 39問
パート4:説明文問題 30問
とにかく問題量が多いのと、次の問題までの時間もあまりないため、焦りやすいのがリスニング。各パートの問題形式に慣れること、前の問題を考えすぎて引きずらない事(切り替えが命です)、マークシートにマークすることに時間を取られないことがポイント。
その他、音に慣れるためにシャドウイング(音源に続いて音読するトレーニング)も欠かさず続けましょう。リーデイングセクションよりも、素点に対するスコアが高いのがリスニング。スコアを上げやすいセクションなので、しっかりとトレーニング&コツの確認をしましょう。
〇リーデイングセクション
パート5:短文穴埋め問題 30問
パート6:長文穴埋め問題 16問
パート7:長文読解
1つの文書:29問、複数の文書:25問
75分間で上記100問を解く、これもまた時間が足りないといわれるセクション。パート5と6は、穴埋め問題として1問30秒以内、パート7は読解なので、1設問1分程度で解くと全て回答ができます。しかしながら、目標スコアによっては全問しっかり解く必要はないので、どのパートが得意か、を分析し、そのパートに力を入れるようにしましょう。
TOEICは分析とトレーニングの繰り返しがコツ。500点台向けの問題、800点台向けの問題などがちりばめられているので、解けない問題より、解ける問題を増やすことに集中しましょう。」
TOEFLとは 概要・対策法
TOEICと似た音ですが、使い用途はまったく違うのがTOEFL。TOEICがビジネスシーンで役立つのに対し、TOEFLは完全にアカデミックな試験。アメリカ、カナダ等北米の大学、大学院留学の際に必須の試験として広く普及しています。
<テスト概要&対策法>
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクション、合計4時間程度のコンピュータを使ったテスト。
〇リーデイングセクション(60~80分)
アカデミックな長文読解:問題数3~4パッセージ(各パッセージ約700語、12~14問)
歴史、生物など大学の授業で使用する教科書から抜粋されたようなパッセージを読み、1パッセージ20分で回答。最大の難点はこれをコンピュータスクリーン上で読まなければいけないということ。テキストなら読めるのに、コンピュータになった途端スピードが落ちた、という声もよく聞きます。テキスト以外に、インターネットでニュースやアカデミックな読み物を読む習慣をつけることが大事です。
〇リスニングセクション(60~90分)
会話、講義を聴く:会話 問題数2~3題(1題3分程度、5問)、講義 問題数4~6題(1題3~5分、6問)
リスニングの難関は講義。リーディング同様、授業の一部を聴き、内容そして教授の言わんとすることを読み取るタイプの問題を解きます。なんのクラスか?(例:生物)、テーマは?(例:光合成)についてはスクリーン上に表示されます。ノートをとることができますので、ノートの取り方のトレーニングを必ずしましょう。
また、会話は学生同士、学生と教授やスタッフとの大学内での会話ばかりなので、大学に関する用語を押さえておくことがポイント。(例:科目、学長など)また音源は北米英語なので、海外ドラマや映画でアメリカ英語に耳を鳴らすこともやりましょう。
〇スピーキング(20分)
Independent task:問題数2問(各 準備15秒、解答45秒)
Integrated task:問題数 Read/Listen/Speak 2問(各 準備30秒、解答60秒)
Listen/Speak 2問(各 準備20秒、解答60秒)
Independent taskは、自国での誕生日の過ごし方、独学か講師から学ぶかどちらが良いか?等
自分の意見を考え回答するもの。
Integrated taskは、キャンパス内の出来事や授業の内容を読み、それに関する会話や講義の一部を聴き、答えるもの。
とにかく時間に迫られるセクションなので、スマホで録音したり、タイマーを見ながら答えるトレーニングをしましょう。また、日本人はスピーキングのスコアが上がりにくいといわれていますので、入試に必要な合計スコアからスピーキングでは何点取ればよいかを割り出すこと。
〇ライティング(50分)
Integrated task:問題数1問 Read/Listen/Write(20分)
Independent task:問題数1問(30分)
ライティングはコンピュータ上にライプするので、普段からタイピングのトレーニングをすることをお勧めします。スペルミスも減点になりますので、慌てず、落ち着いてタイピングを心がけてください。Independent taskは構成が決まっていますので、(Introduction, Body, Conclusion)最低でも3~4段落は書くようにしましょう。そして、必ずTOEFLのプロ、できればネイテイブ講師に添削をしてもらうようにしましょう。
IELTSとは 概要・対策法
留学ならTOEFLというのが通念でしたが、イギリスの大学留学でTOEFLが受け入れ廃止になって以来注目を浴びているのが、IELTS。特にイギリス、オーストラリア、カナダの大学、大学院留学の際の必須項目として使われています。
TOEFLと違い、筆記試験なので、コンピュータは苦手という人は是非IELTSをお勧めします。
<テスト概要&対策法>
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクション、合計3時間程度の筆記テスト。大学留学ならアカデミックモジュール。移住ならジェネラルモジュールを選びます。
〇リスニングセクション(30分 + 10分 回答を書き写す時間)
SECTION1 2~3人での会話形式 一般的なトピック
SECTION2 1人での短いスピーチ 一般的なトピック
SECTION3 2~4人での会話形式 学術的なトピック
SECTION4 1人でスピーチや講義 学術的なトピック
設問パターン
4つ程度の選択肢から選ぶ選択問題
10 以上の選択肢群から複数の設問の答えを選ぶ選択問題
時間や値段など、数字を答える問題(単位の書き忘れに注意)
指定された文字数以内で、空欄に適切な単語を入れる問題
固有名詞のスペルを書く問題
True or False で答える問題
音源は、イギリス、オーストラリア、南アフリカ英語。日本の英語テキストは北米英語のものが多いので、IELTS用教材でイギリス英語の音に慣れるトレーニングを。選択問題からスペルや数字を書く問題があります。すべての問題を聴いた後に、解答用紙に書き込む時間があるので、問題を解く際にじっくり考える必要はありません。次の問題に引っ張られることはありません。
〇リーデイングセクション(60分)
長文3パッセージ、合計40問。
◆設問パターン
4つ程度の選択肢から選ぶ選択問題
10 以上のワードリストから複数の穴埋めにマッチするワードを選ぶ選択問題
段落ごとのタイトルをリストの中から選ぶ選択問題
指定された文字数以内で、空欄に適切な単語を入れる問題
True or False or Not Given で答える問題
TOEFLより若干語彙数が多いのがIELTSリーディング。読むことに慣れるためにも毎日英字新聞を読んだり、過去に解いたIELTS長文問題を何度も読むトレーニングが効果的です。最終的には、IELTS教材のものでひたすら練習がカギ。またリスニング同様、スペルの問題があるので注意。
〇ライティング(60分)
Task 1:問題数1問 グラフ、図などの説明(目安 20分)
Task 2:問題数1問 自分の意見を書く(目安 40分)
全て筆記になりますので、普段からノートなどに書く練習をしましょう。スペルミスも減点になりますので、練習の際にかならず見直しを。また、Task1は意見を書く必要がなく、図やグラフの内容を解説するだけなので比較的スコアが取りやすいです。初めての場合は、Task1から取りかかりましょう。Task2は、自分の意見を論理的に展開することがポイント。サンプルエッセイをたくさん読むことで、この論理的展開の仕方をつかみましょう。
また、必ず、IELTS専門講師、ネイテイブ講師に添削をしてもらうことを忘れずに。
〇スピーキング(10~15分)
パート1:一般的な質疑応答、自己紹介
パート2:用意されたトピック、条件に合わせて1-2分のスピーチ
パート3:ディスカッション
試験管との面接スタイルです、会話はすべて録音されます。TOEFLはコンピュータに語りかけるのに対し、対人はリラックスして話しやすいです。ただし、英会話力だけではスコアが上がらないのがIELTS。長々と会話をすればいいわけではありません。自分の言っていることが明確になっているか?論理的展開、に心がけて練習をしましょう。またこちらもトレーニングはIELTS専門講師とすることをお勧めします。
英検とは 概要・対策法
学生時代に必ず受けたことがある人が多いのが、英検。5級~1級まで全7級。通常、3級は中学卒業程度、2級が高校卒業程度、準1級が大学卒業程度、と言われています。最近では、高校留学、高校大学入試に英検を取り入れている学校も増え、中学、高校生に人気の英語試験。
<テスト概要&対策法>
一次試験(筆記試験)、二次試験(面接試験)の2段階で合否が決まる筆記試験。受験する級ごとに申込料など違うので注意しましょう。
〇一次試験
級によって異なりますが、基本的には、下記の構成となります。
語彙問題
並べ替え問題
長文読解(穴埋め、読解)
英作文(エッセイを書く)
語彙問題はどの級にもあり、問題数も多いですので、英検対策に取りかかるときはまず、単語からスタートしましょう。ここがしっかりすることで、その後の長文読解が読みやすくなります。
単語をある程度覚えてきたら、今度は読解練習。問題を解く前に、まずは読むことになれること。英検問題でも、学校の教科書でもよいのでとにかく、たくさん読むこと。その際に気を付けたいのが、理解したか確認しないまま新しいものを読まない事。必ず、内容、文法、単語などしっかり確認してから、同じものを何度も読むようにしましょう。一次試験のカギは多読です。
〇二次試験
一次試験の合格通知から約2週間後にくるのが、二次試験。合格通知が来てから対策しては遅いですね。一次試験と同時に、二次対策も開始しましょう。特にポイントは、話すことに慣れること。英会話レッスンを受けるのも良いですが、英検二次用の対策コースで、必要な話すレベルを確認します。一次合格後は、模擬試験を試験官役の講師をひたすら訓練です。
ケンブリッジ英語検定試験 とは 概要・対策法
日本ではあまり馴染みのない、ケンブリッジ英語検定。
世界的には知名度が高い英語試験として知られています。特に、ヨーロッパでは、就職の際、この資格で英語力があると認める企業、大学が多いといわれています。
<テスト概要&対策法>
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能を測るテスト。筆記かコンピュータどちらかの形式。スピーキングは、受験生2名同時に受ける面接スタイル。基礎レベル~最上級レベルの5レベル。合否が決まる試験。全試験4.5時間程度。
〇リーディング
レベルにより内容が異なりますが。新聞、雑誌、小説、などの読解問題。レベルにより時間数も異なります。
〇ライティング
手紙、レポートなどを決められた文字数以上で書きます。こちらもまたレベルにより内容がお異なります。
〇リスニング
アナウンス、インターヴュー、講義、会話を聞いて質問に答える問題。
〇スピーキング
受験者2名同時に行う面接スタイル。自己紹介、写真描写から通訳、交渉スキルまでレベルごとにタスクが異なります。
日本ではあまり知られていないため、対策本も少ないのがケンブリッジ英検。合格ラインは正解率60%以上。洋書の模擬試験なで練習する場合は70%以上正解することがカギです。また、リーディングではかなり精度の高い理解力が必要とされるため、文法力の強化は必須です。
PTEアカデミックとは 概要・対策法
2009年にスタートしたPTEAは日本ではまだ認知度が高くありません。TOEFLやIELTSのように海外留学、進学したい人のための英語検定。
<テスト概要&対策法>
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能を測るコンピュータ試験。5日間で結果が出るという速さで利便性が高い。約3時間。
パート1:スピーキング&ライティング(77分~93分)
パート2:リーディング(77分~93分)
パート3:リスニング(45分~75分)
問題は学問的な分野や学生生活を題材にし、社会学、人文学、経済学、経営学等の幅広い分野から出題され、歴史上の人物伝記、学術論文、書評,リサーチペーパー、雑誌の記事なども使用されています。受験者には学問分野に関する事前知識がないと想定していますので、文章に書かれた内容ではなく情報を理解する能力を評価されます。
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションの採点は、それぞれ文法、発話の流暢さ、発音、スペル、語彙力、文章構成など細かく分けて評価されます。例えばスペルミスが多くても構成がしっかりしていればそこを評価してくれるなど、総合的な評価が得られ、より正確な英語力が測れます。どの項目が得意か不得意かということが明確になるので、的を絞って学習に望む事ができます。
但し、日本語の教材は公式問題集しかないため、洋書のテキストでの対策をする必要があります。認知度が低いため、認められている企業、教育機関が少ないですが、イギリス内務省でも推奨されているので今後は受け入れ機関も増える可能性もあります。