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IELTS とは? IELTSの概要と勉強方法や試験の申し込み方法を徹底解説

IELTSの特徴とメリット

International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、世界で290万人が受験し、10,000以上の教育・国際機関、企業が認定されています。
海外留学(大学、大学院、専門学校)やビジネス研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に必要とされるテストです。
IELTSはイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、近年ではアメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超えています。
また、日本では16歳以上の方を対象としてIELTS試験は全国14都市でほぼ毎日実施されています。

さあ、ではこのIELTSを受ける上でのメリットとは何でしょうか?
1つはTOEFL(コンピュータでの試験)と違い、筆記スタイルの試験ということ。
この点は、コンピューターを使い慣れていない、もしくはタイピングが得意でない人にとっては大きな利点となります。
また、IELTSのリスニング問題に関してはTOEFLと違い、予め設問を読む時間が与えられたり、解答を清書する時間も設けられているため、内容を予測した上で問題の内容部分のみ集中して聴くことができます。
さらに、スピーキングでは、身近な話題(子供のころ好きだったおもちゃ、大切なイベント等)について話すため、テスト前の準備もしやすく、会話が得意だけどアカデミックな内容は単語が難しくて言えない、という方にもIELTSは最適です。
上記の事から、IELTSは高校生にもTOEFLよりスコアが上げやすい!と近年人気の英語資格になってきています。

IELTSのテスト形式と目的別2種類のIELTS試験

IELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つセクションにわかれています。
合計所要時間は約2時間45分。リーディングとライティングに関しては、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで出題内容が異なります。
IELTSはリスニング、リーディング、ライティングの筆記試験は同日に実施されます。
各セクションの間に休憩時間はありません。
スピーキングテストは、筆記試験の前後6日以内に行われます。

IELTS テスト形式

リスニング
40分
4セクション 40問

リーディング
60分
3セクション 40問

ライテイング
60分
タスク1:150字以上
タスク2:250字以上

スピーキング
11~14分
3パート

IELTSの目的別2種類のテスト

IELTSはスコアを使用する目的によって次の2種類のモジュールから選択します。
(1)アカデミック・モジュール
IELTSのアカデミック・モジュールは、受験生の英語力が英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するものです。
イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド(一部アメリカ)の大学や大学院では、アカデミック・モジュールでの試験結果が入学許可の判断の基準となっています。
一般的に、大学や大学院において英語で学びたい方や、英語圏での看護師や医師登録申請をする方は、IELTSのアカデミック・モジュールで一定のスコアが必要です。
※スコアは、各教育機関によって異なりますので、必ず確認しましょう。
(2) ジェネラル・トレーニング・モジュール
英語圏で学業以外の研修(ビジネス研修等)を考えている方や、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をされる方は、IELTSのジェネラル・トレーニング・モジュールを受験することが一般的です。

IELTS テストの流れと注意事項

受験する前に、試験当日の流れを必ず事前にご確認ください。

STEP1:家を出る前に

家を出られる際に、以下の項目をもう一度ご確認しましょう。

  • 受験申し込みの際に使用したパスポートを持ちましたか?
  • 黒鉛筆と消しゴムを持ちましたか?(シャープペンシルはNG)
  • 不必要な貴重品は置いてきましたか?

※試験には、パスポートと黒鉛筆、消しゴムしか持ち込めません。
鞄は試験を受ける部屋以外の荷物置き場に、保管されています。
なので、財布、携帯など必要な貴重品以外は持参しないことをお勧めします。

STEP2:試験会場へ到着したら

マイページ内の受験確認書で案内している集合時間までに会場へ到着するように、余裕をもって家を出ましょう。
試験を実施する部屋には、鉛筆削り器とティッシュペーパーが用意されています。

荷物置き場に持ち物を置きます。
試験を実施する部屋には、パスポート(カバーをはずす)、鉛筆(キャップなどはずす)、消しゴム(カバーをはずす)と透明なボトルに入った水(ラベルやカバーなどははずす。水以外の飲み物は不可)以外は持ち込めません。

腕時計の持込みも禁止されています。
室内に時計が用意されているので、腕時計もはずす必要があります。

受付で本人確認と持ち物チェックが行われます。
受付を過ぎてから、指紋登録と成績証明書用の写真撮影をします。係員の誘導に従ってください。

試験を実施する部屋に掲示されている座席表で、自分の席を確認します。
必ず自分の受験番号を覚えておきましょう。(受験票は持ち込めません)

試験の行われる部屋へ入室する前に、必ずお手洗いをお済ませましょう。
トイレ休憩はありません。
また、一旦入室すると、リーディングが始まるまで退室できません。

入室し、机の上のラベルで自分の席を確認して着席。

再度パスポートチェックが行われます。
※必ず受験お申し込みの際に使用したパスポート原本を持参しましょう。
試験当日にパスポートを確実に持参するため、ビザ申請などの際は返却時期などを必ず確認してください。
当日パスポート原本を忘れますと、受験ができません。
また、マイページ内の受験確認書でお知らせする受付時間に遅れた場合、リスニングテストは受けられません。
尚、その際受験日の変更や返金などは一切されないので、注意しましょう。

STEP3:試験が開始される前に

試験が開始される前に以下の項目に注意しましょう。

試験監督の指示を注意して聞く。
すべての指示は英語で行われます。

デスクラベルの内容を確認。内容に間違いがある場合は、筆記試験終了後、試験監督に知らせましょう。
ラベルの内容がそのまま結果証明書に印字されます。

質問がある場合は、挙手にて試験監督へ知らせます。試験監督が席まで行き、対応します。

STEP4:筆記試験開始 

トイレ休憩はありません。
試験中にトイレに行っても、時間は延長されません。
インストラクション中、試験終了10分前、試験問題を回収または確認している間、リスニングテストでCDが流れている際にはトイレに行けません。

試験終了の合図がでたら、すみやかに鉛筆を置いて書くのを止める。
試験監督の指示に従わず終了後も記入していた場合は、受験資格を失い、試験成績証明書を受け取ることはできません。

時間割 説明(15分) 9:00 ~ 9:15 リスニング(40分) 9:15 ~ 9:55 リーディング(60分) 10:00 ~ 11:00 ライティング(60分) 11:10 ~ 12:10
※時間割は前後することがあります。

また、試験会場によって開始時間などが若干違う場合があります。
マイページ内の受験確認書で確認しましょう。

STEP5:スピーキングテスト開始

マイページ内の受験確認書にてお知らせしている集合時間にスピーキング試験の受付まで行きます。

受験申込の際に使用したパスポートの原本を必ず持参しましょう。

試験会場へ到着したら、まず受付でパスポートチェックと指紋認定をします。
試験官が名前を呼ぶまで、指定された場所で待ちます。

スピーキングテストの部屋にはパスポート以外は一切持って入れません。荷物は指定の場所に置いて入室。

スピーキングテストは11~14分です。
試験官が時間の調整をします。

スピーキングテスト終了後はすみやかに退出。
スピーキングテストを終了した受験者が、他の受験者と話すことは禁止されています。
※当日パスポートの原本を忘れた場合、いかなる理由でも受験はできません。
尚、その際受験日の変更や返金などはりませんので、注意しましょう。

STEP6:注意事項

下記の行為は禁止されています。
下記のような行為をした場合、受験資格を失い、成績証明書は発行されません。

他の受験者の解答や用意してきた文章を書き写す行為。

電子機器の持ち込みや使用。試験を実施する部屋への腕時計、辞書、ポケットベル、スペルチェッカー、レコーダーや携帯電話の持ち込み。

円滑な試験実施を妨げる行為。

他の受験者へ話しかける行為。

試験問題と解答用紙の持ち出し。

試験を実施する部屋への、鉛筆、消しゴム、水、パスポート以外の持ち込み。 (財布、通信機器、めがねケース、シャープペンシル、帽子、ひざ掛け、コート、食べ物、ハンカチ、事前にテストセンターより許可を得ていない医薬品や目薬などの持ち込みは禁止されています)

 2017年IELTS試験・テスト日程 IELTSは全国14都市で、ほぼ毎週実施しています。
ただし、実施会場は試験日により異なります。
大阪テストセンター:名古屋 京都 大阪 神戸
※試験日は筆記テスト日です。
スピーキングテストは、1dayと書かれた大阪と、その他の会場では同日に行われます。
2dayと書かれた大阪では筆記テストと別日に実施されますので、下記のスケジュールでご確認ください。
なお、スピーキングテストの時間・日程は指定できません。

東京テストセンター:札幌 仙台 埼玉 東京 横浜 松本 金沢
大阪テストセンター:名古屋 京都 大阪 神戸 岡山 広島 福岡 
https://www.eiken.or.jp/ielts/schedule/
青:アカデミック、ジェネラルトレーニング 赤:アカデミックのみ
※アカデミックのみの日程もありますので、注意しましょう。
※スピーキングは、2DAYと書かれた日程の場合は、筆記試験と別日に行われますので注意しましょう。

IELTS試験詳細

IELTSは、全4セクション、合計時間は約2時間45分。全て筆記スタイル。
各セクションの試験詳細はこちらです。

IELTS リスニング

試験時間:約30分 (その後、解答を書き写すために10分与えられます)
問題:全40問
さまざまなタイプの問題(選択問題、組み合わせ問題、計画・地図・図表 の分類、用紙・メモ・表・フローチャートの穴埋め、要約・文章完成、記述式 問題)が出題されます。
試験パート:4つのセクションに分かれています。

セクション1は、日常生活における2人の人物による会話 (宿泊施設の予約など)です。
セクション2は、日常生活におけるモノローグ(地域の施設 に関する描写、食事の手配に関する説明など)です。
セクション3は、教育の現場における複数(最大4名)の人物 間(課題について話し合う大学の指導教官と生徒、研究計画 について議論する学生など)の会話です。
セクション4は、学術的なテーマに関するモノローグ(大学 の講義など)です。
どのセクションも音声は一度しか聞くことができません。
様々なネイティブスピーカーの声やアクセントが使用されます。
測定される英語力:話の要点や特定の情報を聞き取る能力、話者の意図や姿勢、目的を理解 する力、議論の展開についていく力など幅広いリスニング力が問われます。
その他注意事項:

  • リスニングテストの音声は、1度のみ再生されます。
  • 音声を聞く前に、問題文を読む時間が与えられ ます。
  • 音声を聞きながら、問題用紙に答えを書き込んで ください。リスニングテストの後に10分間、解答を 解答用紙に書き写す時間が与えられます。
  • 問題 用紙に書かれたものは採点の対象になりません ので、必ず解答用紙に書き写してください。
  • 解答には必ず黒鉛筆を使用してください。
  • 次のページに、解答用紙の記入例がありますので ご参照ください。
  • 空欄補充型の問題について

語数制限に注意してください。
例えば、2語以 内(NO MORE THAN TWO WORDS)で答える場合、“leather coat”は正解ですが “coat made of leather” は不正解になります。
解答用紙には、抜けている単語のみ記入してください。
例えば、“in the_____”という欄に対して morningとするのが正解の場合、解答用紙に“in the morning” と記入すると不正解になります。
解答に使う単語は、音声でも使用されているも のです。
単語の形を変える必要はありません。
つづり(スペル)や文法の間違いも減点対象になりますので注意してください。
全て大文字もしくは小文字で解答してもかまいません。

IELTS リーディング

試験時間:60分(解答を書き写す時間はありません)
問題:全40問
さまざまなタイプの問題(選択問題、正誤問題、組み合わせ問題、 見出し・主題の選択、文章・要約・メモ・表・フローチャート・図表 の穴埋め、記述式問題)が出題されます。
試験パート:3つのセクションに分かれています。
文章の長さは全体で2,150語~2,750語です。

  • アカデミック・リーディング

合計3つの長文が出題されます。文章は書籍、専門誌、雑誌、新聞など からの抜粋で、学術的なトピックに関して一般読者向けに書かれたものです。
内容は大学や大学院に進学を予定している受験者もしくは就職を希望している受験者に適したものとなっています。
文章は、描写文や事実を述べた文、色々な見解が書かれた文から物事を分析したものなど様々で、図形やグラフ、イラストなどが含まれる場合もあります。
専門用語が使用されている場合は、簡単な注釈がつきます。

  • ジェネラルト・レーニング・リーディング

セクション1では、2~3の短文が出題されます。
短文は、同じトピッ クを扱ったさらに短い6~8つの文(ホテルの広告など)で構成される こともあります。
題材は英語圏での日常生活に関連したものです。
セクション2では、仕事に関連した2つの短文(仕事への応募、企業方 針、給与や労働条件、職場環境、人材育成と研修など)が出題されます。
セクション3では、一般的なトピックを扱った比較的長めで複雑な文 章が出題されます。
どのセクションも、文章は実際の掲示や広告、企業ハンドブック、公的 文書、本、雑誌、新聞などからの抜粋です。
測定される英語力:文章の要点や趣旨、詳細を把握する力、言外の意味を読み取る力、筆者の意図や姿勢、目的を理解する力、議論の展開についていく力など幅広いリーディング力が問われます。

その他注意事項:

  • 解答を直接、解答用紙に記入するか、問題用紙に書き込んでから 試験時間内に解答用紙に書き写してください。
    解答用紙に解答 を書き写すための時間は、試験の後に設けられていません。
    問題用紙に書かれたものは採点の対象になりません。
  • 解答には必ず黒鉛筆を使用してください。
  • 次のページに、解答用紙の記入例がありますので参照してください。
  • 空欄補充型の問題について
    リスニングテストと同じルールが適用されます。
    解答に使う単語は、リーディングの文章の中でも使われているものです。文章中の単語の形を変えて解答してはいけません。

IELTS ライティング

試験時間:60分
課題:全2問。
Task 1では最低150語、Task 2では最低250語を書く必要 があります。

試験パート:2つのパートに分かれています。

  • アカデミック・ライテイング

Task1では、グラフや表、図形を分析し、自分の言葉で客観的に説明します。ま
た、物事の過程や手順の説明を問われることもあります。
Task2では、ある主張や問題についてエッセイを書きます。
出題されるのは、大学や大学院に進学を予定している受験者もしくは就職を希望している受験者に適した一般的な題材です。
どちらのTaskでも改まった文体で書くことが要求されます。

  • ジェネラル・トレーニング・ライテイング

Task1では、与えられた状況に合わせて情報を求めたり、立場を説明する手紙を書きます。
内容は個人的なものである場合もあれば、よりフォーマルな文体を求められる場合もあります。
Task2では、ある見解や議論、問題についてエッセーを書きます。
アカデミック・ライティングのTask2ほど改まった文体は要求されません。出題されるのは一般的な題材です。
測定される英語力:どちらのTaskでも、質問に適切にこたえているか、解答は論理的か、幅広く正確なボキャブラリー・文法が使用されているかが評価されます。

  • アカデミック・ライテイング

Task1では、データを分析・比較し、それを説明する能力、もしくは物事の過程や手順を説明する能力が問われます。
Task2では、ある問題に対してどのような意見を持っているかを説明します。
問われるのは、根拠や例を挙げて比較検討しながら、筋道を立てて自分の主張を展開し、説得力をもたせる力です。

  • ジェネラル・トレーニング・ライテイング

Task1では、私的な文書を書く課題が出されます。
必要な情報を 盛り込み、要求や希望、意見や不満などを表現する力が問われます。
Task2では、必要な情報を記述したり、題を提示し、その解決策を示す力、自分の主張を述べ、説得力を持たせる力、また意見や根拠、論点を正しく評価し、反論する力が問われます。

その他注意事項:

  • 解答には黒鉛筆を使用してください。
  • それぞれのTaskの語数指定に注意してください。
    Task 1では150語以上、Task2では250語以上書かないと減点されます。
  • Task1には約20分、Task2には約40分の時間をかけましょう。
  • 不完全な文章、メモ形式や箇条書きの解答は減点されます。
  • つづり(スペル)や文法の間違いも減点対象になりますので注意してください。
  • 全て大文字で解答してもかまいません。
  • 問題用紙にメモをとってもかまいませんが、問題用紙に書かれたものは採点の対象になりません。

IELTS スピーキング

試験時間:11~14分
課題:試験官との1対1のインタビュー形式で行われ、3つのパートから構成 されています。
テストの内容は録音されます。
試験パート:3つのパートにわかれています。
パート1
自己紹介と日常生活に関する質問(4~5分)
試験官が自己紹介をした後、受験者の名前を尋ね、パスポートを使って本人確認をします。
その後、試験官から家族、仕事、勉強、趣味などの一般的なトピックについて質問されます。
パート2
スピーチ(3~4分)
試験官からトピックと言及すべきポイントが書かれたカード(Task card) が渡されます。
受験者には1分間の準備時間とメモを取るための鉛筆と紙が与えられます。
その後、最大2分間のスピーチを行い、スピーチの後には、試験官から同じトピックについて1~2つ質問されます。
パート3
ディスカッション(4~5分)
試験官からパート2のトピックについて、より掘り下げた質問がされます。
受験者はトピックについてより深く自分の考えを述べることができます。

IELTS採点の仕組み、スコア目安

IELTSの採点方法

IELTSのテスト結果は1.0~9.0のバンドスコアで示されます。 合格、不合格はありません。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各パートごとの英語力がバンドスコア(1.0~9.0)で示される他に、総合評価としてオーバーオール・バンド・スコア(1.0~9.0)が与えられます。 入学・受入条件は機関によって異なり、IELTSの特定のパートでの最低得点ラインを設けているところもあります(例:各パート最低5.0以上、オーバーオール・バンド・スコア5.5)。 一般的に大学は、オーバーオール・バンド・スコア6.0から6.5を入学基準としています。 学校ごとに異なりますので、出願先のIELTSの条件を必ず確認してください。

IELTS 目的別の必要なスコア目安

留学やビザ申請など目的によって求められるスコアは異なります。

ビザの英語能力基準について

ビザの英語能力基準はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という枠組みに基づきA1~C2の6段階の英語力判定を基準にしています。 IELTSスコアで見る場合はCEFRで決められたA1~C2の6段階の判定のどのレベルに相当するか換算をします。 ※換算は完璧に決まっている訳ではなく、0.5程の誤差が生じることがあります。

※CEFRとは CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は言語枠や国境を越えて異なる試験を互いに比較できる国際標準です。 CEFRではA1、A2 、B1、B2、C1、C2 の 6 段階で外国語の熟達度を表します。 各等級ごとにコミュニケーションの状況や話題、コミュニケーション能力、タスク、目的に関する分析などについての解説も記されています。 欧州評議会(Council of Europe)によって2001年に「ヨーロッパの言語教育の向上のために基盤を作ること」を目標に正式に公開された枠組みで、言語機能に基づいた『Can Do Statements』によって、その言語を使って「具体的に何ができるか」を示します。

イギリス留学目的のIELTS|アカデミックテスト スコア目安

大学留学

学生ビザ取得に必要なIELTSスコア・・・5.5(B2レベル) 学校が求める出願に必要なIELTSスコア目安・・・5.5*~6.0 *進学ファウンデーション(準備)コースや条件付き入学の場合 オーバーオール・バンド・スコアとは別にモジュール別に最低スコアを要求する学校もあります。 基本的には高等教育機関(大学・大学院)が求めるスコアを満たせば、その機関の判断でビザに必要な英語力もクリアになります。

大学院留学

学生ビザ取得に必要なIELTSスコア・・・5.5(B2レベル) 学校が求める出願に必要なIELTSスコア目安・・・6.5~7.5 (5.5*) *条件付きの場合 スクールや専攻などによって求められるスコアは異なります。 オーバーオール・バンド・スコアとは別にモジュール別に最低スコアを要求する学校もあります。 基本的には高等教育機関(大学・大学院)が求めるスコアを満たせば、その機関の判断でビザに必要な英語力もクリアになります。

AFE(職業訓練学校)・専門学校/語学留学

学生ビザ取得に必要なIELTSスコア ・・・1.0~2.5(A1レベル)(留学期間が11か月以内の場合) ・・・4.0~4.5(B1レベル)(留学期間が11か月以上の場合) 学校が求める出願に必要なIELTSスコア目安 ・・・専門学校 5.0 ・・・語学学校 なし~4.5

移住目的のIELTSスコア ジェネラルトレーニングテスト スコア目安

カナダ 永住ビザ申請に必要なIELTSスコア目安・・・ (上級なほど有利)

 リスニングリーディングライティングスピーキング
上級7.5~9.06.5~9.06.5~9.06.5~9.0
中級5.5~7.05.0~6.05.5~6.05.5~6.0
初級4.5~5.03.5~4.54.0~5.04.0~5.0
不可~4.5~3.5~4.0~4.0

オーストラリア 永住権ビザ申請に必要なIELTSスコア目安・・・ (上級なほど有利)

 全モジュール
上級8.0~9.0
中級7.0~7.5
初級6.0~6.5
不可~6.0

ニュージーランド

移民ビザ(技能移民部門)申請に必要なIELTSスコア目安

 OverAll
可能6.5
不可~6.0

その他の目的のIELTSスコア

看護師・医師登録 看護師・医師登録申請に必要なIELTSスコア・・・全モジュール7.0以上 ※上記は目安です。職種や期間など詳しい状況によって要件は異なりますので、最新情報、詳細は大使館でご確認ください。

IELTSのバンドスコア

IELTSは正解数に応じて厳密に点数が出るのではなく、スコアに幅(スケール)をもたせたバンドスコアという方法で評価されます。 具体的には1.0~9.0の中で0.5刻みのバンドが用意されています。IELTS スコアを受験日より2年間有効となります。 バンドスコアの解釈については下記となります。

9 エキスパート・ユーザー

十分に英語を駆使する能力を有している。 適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。

8 非常に優秀なユーザー

時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に 英語を駆使する能力を有している。 慣れない状況においては、誤解が生ずることもありえる。 込み入った議論にうまく対応できる。

7 優秀なユーザー

時折、不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を有している。 複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。

6 有能なユーザー

不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。 特に、慣れた状況においてはかなり複雑な言語を使いこなすことができる。

5 中程度のユーザー

部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味をつかむことができる。 ただし、多くの間違いを犯すことも予想される。 自身の分野においては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。

4 限定的ユーザー

慣れた状況おいてのみ、基本的能力を発揮できる。 理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。 複雑な言語は使用で きない。

3 非常に限定的なユーザー

非常に慣れた状況おいて、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。 コミュニケーションが頻繁に途絶える。

2 一時的なユーザー

確実なコミュニケーションを行うことは不可能。 慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。 英語による会話、および文章を理解するのに非常に苦労する。

1 非ユーザー

いくつかの単語を羅列して用いることしかできず、基本的に英語 を使用する能力を有していない。

0 非受験者

評価可能な情報なし。

OverAllバンドスコア IELTS

オーバーオール・バンド・スコアについて

IELTSバンドスコアはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各モジュール毎にスコアがつきます。 さらにその平均点をオーバーオール・バンド・スコアとして総合英語力評価されます。

リスニングリーディングライティングスピーキングOverall
BAND 6.0BAND 5.0BAND 5.0BAND 6.0BAND 5.5

オーバーオール・バンド・スコアの計算方法

IELTSオーバーオール・バンド・スコアは4つのモジュールの平均点で決まりますが、平均点が5.875など0.5刻みのスコアにならなかった場合は、その数字に一番近いバンドのスコアになります。 さらに0.5きざみの中間、5.25や5.75だった場合は切り上げられます。 例えば平均が 5.125 の場合 → OverAll BAND 5 切り下げ↓ 5.25 の場合 → OverAll BAND 5.5 切り上げ↑ 5.375 の場合 → OverAll BAND 5.5  切り上げ↑ 5.675 の場合 → OverAll BAND 5.5  切り下げ↓ 5.75 の場合 → OverAll BAND 6 切り上げ↑ 5.875 の場合 → OverAll BAND 6  切り上げ↑

IELTS リスニング、リーデイングモジュール

IELTS リスニングとリーディングモジュールは40問中の正解数をバンドスコアに換算されます。 1問正解で1点として40点満点。その回の難易度に応じてバンドスコアへの換算が決まります。 難易度(換算表)は実際のIELTSテストを事前にトライアルすることで決まります。

アカデミックテストとジェネラルトレーニングテストの換算の違い

リーディングでは同じ正解数でもアカデミックテストの方がIELTSジェネラルトレーニングテストよりも高いバンドが出やすい傾向があります。 アカデミックテストの方が学術的で専門的な用語が出てきて正解率が低く、難易度が高いと判断されるためです。IELTS ジェネラルトレーニングテストの方が難易度が低い分、ケアレスミスで大きくバンドを落とすことになるので注意が必要です。

IELTS Listening リスニングのスコア換算表の例

換算バンドスコア40問の正解数(ロースコア)
51+6
623
730
835

IELTS アカデミックテスト Reading リーディングのスコア換算表の例

換算バンドスコア40問の正解数(ロースコア)
515
623
730
835

IELTS ジェネラルトレーニングテスト Reading リーディングのスコア換算表の例

換算バンドスコア40問の正解数(ロースコア)
415
523
630
735

IELTS ライティングモジュール

アカデミックテスト、ジェネラルトレーニングテスト共に配点は、TASK1:TASK2が1:2の割合。 つまりTASK2はTASK1の2倍の配点です。 IELTS認定試験官が下記の4つの評価基準に基づいて採点します。

  1. TASK1の場合…タスクの達成度(Task Achievement)

TASK2の場合…質問に適切にこたえているか(Task Response)

  1. 一貫性とまとまり(Coherence and Cohesion)
  2. 語彙力(Lexical Resource)
  3. 文法の知識と精度(Grammatical Range and Accuracy)

さらに4つの基準がそれぞれどのくらいのレベルでどのバンドに相当するかの一覧表が公式サイトで確認できます。 Task1 https://www.ielts.org/-/media/pdfs/writing-band-descriptors-task-1.ashx?la=en Task2 https://www.ielts.org/-/media/pdfs/writing-band-descriptors-task-2.ashx?la=en 特に、ライテイングに関しては、正解数での採点ではない為、プロの講師に必要スコアを取るためにやるべきこと、到達すべきレベルを確認することをお勧めします。 Task1は、グラフの分析なので、自分の意見は必要なく、的確に分析した報告書を書くようなイメージです。 一方、Task2は、お題に対する意見を求められるため、意見をサポートする理由、例、証拠などを論じる必要があります。 お分かりのように、Task1,Task2では、書き方のアプローチが全くことなります。

IELTS スピーキングモジュール

試験当日に録音されたインタビューはIELTS認定試験官が下記の4つの評価基準に基づいて採点されます。

  1. 流暢さと一貫性(Fluency and Coherence)
  2. 語彙力(Lexical Resource)
  3. 文法の知識と精度(Grammatical Range and Accuracy)
  4. 発音(Pronunciation)

さらに4つの基準がそれぞれどのくらいのレベルでどのバンドに相当するかの一覧表がIELTS公式サイトで確認できます。 https://www.ielts.org/-/media/pdfs/speaking-band-descriptors.ashx?la=en ライテイング同様、IELTS スピーキングも正解数での採点ではありません。 特に発音、流暢さについては、プロの英語講師(ネイテイブイングリッシュスピーカー)に確認することをお勧めします。 またIELTS試験は面接スタイルですので、プロの講師と模擬練習を繰り返すことで、本番力を発揮できます。 ネイテイブ講師をお勧めする理由は、本番の試験官がネイテイブスピーカーだからです。 普段からネイテイブと自然に話す(あいさつ~最近の出来事等)トレーニングをすることによって、IELTS試験の本番緊張感が和らぎます。

IELTS対策のために留学?効果的な語学留学の時期とは?

TOEICやTOEFLに代わる英語検定として、受験者数も急増しているIELTS。海外留学や移住をする際には、スコアの提出を求められることも多くなってきました。
そこで、IELTS対策として留学を考える人もいるようですが、果たして効果的なのでしょうか?
今回は日本ではまだあまり馴染みのないIELTSについて、IELTS対策として効果的な留学の時期についてご紹介します。

IELTSとは?TOEICやTOEFLとの違いは何?

IELTS(アイエルツ)とは、International English Language Testing System の略で、英語検定の一つです。
日本ではまだ馴染みのない試験ですが、ここ数年は受験者数も増加しており、全国各地で受験できるようになっています。
IRLTSは、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められているもので、アメリカの3,000以上の教育機関でも入学審査に用いられています。
また、イギリス、オーストラリア、カナダへの海外移住申請には英語力の証明となる最適なテストです。

では、IELTSと同じような英語検定であるTOEICやTOEFLとの違いは、いったいどこにいあるのでしょうか?

TOEICといえば日本でもお馴染みの英語検定です。TOEICとは、Test Of English International Communication の略で、英語によるコミュニケーション能力をテストするための試験です。
試験はリスニングテストとリーディングテストの2種類で、試験時間は2時間。マークシート方式で行います。内容は日常会話やビジネス英語が中心となっています。
最近では就職や転職時にTOEICのスコアの提出を求められることも多くなっており、TOEICスコアが昇進や昇格の基準となっている場合もあるようです。
日本での就職を目指すなら、TOEICは受験しておくと良いでしょう。

TOEFLも馴染みのある英語検定です。TOEFLは、Test Of English as a Foreign Language の略で、英語が母国語ではない人の英語力をテストするための試験です。
試験はリスニングテストとリーディングテスト、スピーキングテストとライティングテストの4種類。試験は4時間〜4時間半と長く、パソコンで行うiBT試験(Internet-based Test)です。
TOEFLのスコアは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの大学への入学や卒業の基準として用いられています。
海外留学する際にもスコアの提出を求められることも多いです。

IELTSのスコアが留学する際の基準に!

海外留学をする際、英語力を判断する指標としてIELTSのスコアを提出するように求められるケースが増えています。
IELTSには「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類があり、どちらもリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4種類のテストがあります。
どちらのテストを受けるかは、出願先により異なりますので、受験の前に出願先に確認するようにしましょう。
一般的には、大学や大学院に出願する際や英語圏で医師や看護師として登録申請する際に必要になるのが、アカデミック・モジュール。
ジェネラル・トレーニング・モジュールは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどへの移住申請の際に必要になります。

IELTSは、今や140ヵ国、10,000以上の機関で認定されている英語検定です。世界では年間290万人が受験しているといわれ、日本でも受験者が急増しています。
アメリカでもTOEFLに代わる試験として採用されるようになっており、英語力を証明するテストとしてスタンダードになりつつあります。
英語圏への海外留学や研修の際には必須となる場合もあり、IELTSのスコアが入学基準となる大学や大学院も増えています。
そのため、TOEICやTOEFLに代わる英語検定として、IELTSは今後ますます重要視されることが予想されます。

IELTS対策のために語学留学するのは効果的?

IELTSは英語能力を証明するためのテストですが、ここ数年はTOEFLに代わる試験としてグローバルスタンダードテストとなりつつあります。
そのため、海外留学や移住申請をする際、IELTSのスコアの提出を求められることが多くなりました。
スコアの基準は出願先により異なりますが、レベルの高い大学に留学しようと考えているのなら、高スコアが求められます。
一定の基準に達しないという理由で留学できないケースもあるため、IELTS対策コースを設ける英会話スクールも増えるなど、英語検定としても重要視されるようになってきています。
そこで、IELTS対策として語学留学を考える人がいるようですが、果たして効果的なのでしょうか?

結論からいうと、IELTSのスコアアップを目指すために語学留学するのは、得策ではありません。
IELTSはあくまでも英語力を判断するための試験です。留学することが、必ずしもスコアアップにつながるとはいえないのです。
リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングのそれぞれのテスト対策を徹底的に勉強する方が、スコアを上げるにはよほど効果的です。
留学するための準備をするための時間や、多額の留学費用をIELTS対策に使うよりも、しっかりとポイントを絞ったテスト勉強をする方が効果的といえるでしょう。

効果的な語学留学の時期は?

では、語学留学をするのに最も効果的な時期はいつなのでしょうか?
IELTS対策として留学をしようと思っている場合、特にスピーキングやリスニングに自信がない状態のことが多いことでしょう。
しかし、英語が全く話せない状態から英語力を身につけるのには時間がかかります。短期の語学留学でスコアアップを目指すのは難しいのです。
もちろん、留学することで総合的な英語力を身につけることは可能でしょう。しかし、IELTS対策として留学するのであれば、効果的な時期とはえいません。
スコアアップのために留学をするのであれば、ある程度の英語力が身についてからの方が効果的です。
IELTS対策の勉強は、留学しなくてもできることがたくさんあります。対策勉強を十分やった上で、スピーキングやリスニングの仕上げとして留学する方が、より効果的といえるでしょう。

留学する際や移住する際の英語力の判断基準として、スコア提出を求められることが増えてきているIELTS。
TOEICやTOEFLに比べると高スコアを取るのが難しいといわれているため、スコアアップのために留学を考える人もいるようです。
しかし、IELTS対策として語学留学するのは、実はあまり得策とはいえません。留学するのであれば、ある程度の英語力を身につけてからの方が効果的です。
勉強を始める段階で留学するよりも、レベルアップのために、スピーキングやリスニングの総仕上げとして留学する方がより効果的なのです。

1. 語彙力を増やす

エッセイを書くにも単語量が少なければ、意見も幼稚になってしまいます。まずは語彙力の強化からスタートしましょう。語彙力強化は後々、IELTS対策全般にて役立ちますので、まずはここからスタート。

やり方は色々ありますが、ポイントは

暗記しないこと。

覚えるのではなく、自分の語彙リストを増やすイメージ。

一単語に時間をかけず、1日50-100単語を、2-3週(1単語30秒)目を通す。覚えようとせず、目に焼き付けるイメージ。これを1週間、2週間と1ヶ月続けると、ひと月で、300-600語、自分の語彙リストに加わります。

中学3年間、毎回言わされたおかげで言えるようになった、How are you? と同じやり方ですね。

2. 制限時間を身体に覚えこませる

IELTSを受けたたくさんの生徒さんからいわれる感想はコレ。「もう少し時間があればもっと書けた。」

IELTSでは、限られた時間内である程度のものが仕上げられる能力を試されます。時間をかけて完璧なエッセイを書く必要はありません。

Task1の20分で150単語、Task2の40分で250単語以上のエッセイを書き上げることが鍵です。この基準を満たせない場合、ライティングでバンド5.0以上を取ることはほぼ不可能です。

そこで、エッセイを書く練習をするときは、必ず時間を計ることを習慣化させましょう。

時間内に効率的に書くためには

構成を決めておくこと

Task2は、導入、中文、結論。
これを段落で分けて書く癖をつけましょう。構成を毎回考えなくてもよいだけで時間が短縮できます。

アイデアを出す練習

普段、色々なトピックについての意見を持たないと急に出てきません。新聞やニュースを見たり、Task2のトピックでアイデア出しの練習をしましょう。

間違いは消しゴムで消さない

この作業は意外と時間取られます。訂正するなら横線引けばokです。

3. 論理展開を理解する

IELTSライティングはあくまでも「アカデミックライティング」で。自分の思うことを綴るものではありません。

そこで意識してほしいのがエッセイ全体の起承転結の構成

トピックセンテンス→それをサポートするアイデアや例→結論
ライテイング対策の早い段階でこれを理解し、モデルエッセイに多数目を通すことで形式に慣れる必要があります。

4. 自分の意見を客観的に

IELTS アカデミックエッセイでは、自分の主張をサポートするだけの「強い根拠」が求められます。

例えば「外食をする利点」について書く際、

A「友達と美味しいものが食べられて楽しいから好き」

B「忙しい社会で料理や後片付けの手間が省け、同僚や友人との人間関係を円滑にできる」

Aは個人的な意見であり、「外食の利点」としては、説得力が弱いですね。
Bの方が客観的であり誰にでも当てはまりますね。

エッセイでは自分の意見をいかに客観的に書くか?か鍵です。その客観性によって強い説得力のあるエッセイが完成できます。

5. プロの添削を受ける

ライティングセクションは自分で勉強するのが最も難しいとされています。自分で客観的に全体を見ながら、細かい文法ミスやスペルミスには気付くのはかなり難しいのです。

是非、IELTSのプロやネイティブスピーカーの添削を受けましょう。

プロに確認してもらうことで、効率的にライティングスキルを向上でき、スコアアップに繋がります。

このようにIELTSライティング初心者の方は、まずは語彙力強化、そしてIELTSライティングで求められるものを把握、あとはひたすらトレーニング&プロの添削を繰り返すこと。

基礎力UPしながら、IELTS試験の特徴を叩き込み、トレーニング&添削あるのみです。

IELTS とIELTS for UKVIの違い

イギリス留学目指すなら知らない人はいないのが、英語能力証明試験のIELTS。
そのIELTSにさらに、2015年、「IELTS for UKVI」という名の試験が登場しました。
これは今までのIELTSとは違うのか?また、どちらをを受ければいいのか?今後イギリスへの留学や移住等、考えている方は必見です。

What’s IELTS for UKVI?

IELTS for UKVI(IELTS for UK Visa and Immigration)は、ブリティッシュ・カウンシルとケンブリッジ大学英語検定機構から構成される、IELTS SELT Consortiumという運営母体が実施する英語能力試験です。
• IELTS for UKVI Academic
• IELTS for UKVI General
但し、従来のIELTSとは試験内容の違いはないため、今まで通り、留学ならIELTSアカデミックモジュール、研修、移住ならILETSジェネラルモジュール の試験対をすれば問題ありません。
しかし、このIELTSとIELTS for UKVIは制度としての違いがあり、イギリスの居住ビザ申請を行う際にとても重要な違いがあります。今後イギリスへ長期間滞在を検討している人は必ず理解をしておくことをお勧めします。

What an examinee should know

試験を実施する機関

日本でのIELTSとIELTS for UKVIではまず実施機関が異なります。
IELTSは日本英語検定協会、一方IELTS for UKVIのはブリティッシュカウンシルが試験の実施をしています。
そのため、どちらの試験を受けるかで試験の申込先が異なりますので気をつけましょう。

試験内容

試験内容は、IELTS、IELTS for UKVIともも全く同じであり、採点方式なども変わりありません。

金額

IELTSとIELTS for UKVIでは受験料が異なります。
IELTS :25,380円
IELTS for UKVI :39,095円
IELTS for UKVI のほうが1万円以上高い設定になっています。

セキュリテイー

以前、TOEICやTOEFLでの組織的な集団不正・カンニングが横行し、多くの逮捕者が出たことがあります。この関係で、イギリスではビザの申請に使用する英語試験からTOEIC、TOEFLをなくし、IELTSへは受験の際のセキュリテイーをより一層強化するような流れとなりました。
そのため、世界中の様々な機関によりIELTSが運営されていますが(日本では英検協会)、ビザの申請用のような厳しいセキュリティが求められる場合においては、ブリティッシュカウンシルが直接実施するIELTS for UKVIのみが認められる形となってのです。
日本ではIELTS for UKVIは月1回のペースで東京・大阪会場でのみ行われています。通常のIELTSと比べ試験の頻度も会場も少ないので、受験を検討している方は早めの申し込みが必要です。

試験当日

通常のIELTSも顔写真の撮影から、指紋確認とかなり厳しいのですが、IELTS for UKVIはそれよりもさらに厳しいセキュリテイーとなっています。
まず、鉛筆、消しゴムは全て貸し出しで持ち込み不可。水も試験会場で配布されるため持ち込みできません。
さらに、試験中は全て録画されており、不正の有無を試験終了後に第3者の目で確認できるように管理されています。

大学/大学院への留学目的の場合

現在の新しい移民局の規定では、ビザの申請時に提出する英語の試験成績はIELTS for UKVIの結果でなければならず、従来の通常のIELTSは不可ということになっています。
しかし、イギリス大学、大学院へと留学を行う場合には、そうではないようです。

イギリスの移民局から許可を受けた大学等へ留学する場合には、大学の入学基準を満たしていれば、そのスコアをビザ申請に使用できるという特別規定があります。
ですので、大学、大学院への入学を前提としたIELTS受験の場合には、従来のIELTSのスコアで全く問題ありません。

移民局から許可を受けた大学というのは、つまり英語レベルの審査権限を移民局から移譲されていることを意味し、Licensed SponsorもしくはHigher Education Institution(HEI: 認可を受けた高等教育機関のこと)と呼ばれています。
このHTSの一覧がイギリス政府のHPに公開されていますので、参考にしてください。
日本人が留学する際に検討しそうな大学はほぼ全て網羅されています。

HTSリスト
https://www.gov.uk/government/publications/register-of-licensed-sponsors-students
Highly Trusted Sponsor(HTS)の資格を持つ教育機関へ、学位(学士、修士、博士など)取得を目指して留学しTier4学生ビザを申請する方は、留学先の教育機関が指定する語学力証明を提出する必要があります。
つまり、留学先が指定しない限り、世界1000カ所ものテストセンターで行っている従来のIELTSを受験し、その結果で申請することができます。詳しくは、必ず留学先の教育機関へ確認してください。

それ以外での移住目的の場合

就労や大学、大学院ではない修学目的(語学学校等)、パートナービザなどの申請には、IELTS for UKVIもしくは場合によってIELTS Life Skillsが必要となり、従来のIELTSでは申請ができなくなりましたので注意ください。

まとめ

IELTS for UKVIは、従来のIELTSと試験内容は同じだけど、セキュリティが厳しくて金額が高いということ。
そして、HTSリストの大学に出願する限りは、入学基準を満たしていればTier4(学生VISA)申請には、IELTS for UKVIは必要ありません。
但し、制度が変更することはあります。大学・大学院への留学を考えている人は、まずは申請する留学プログラムの応募要項を確認し、どの英語試験のどのくらいのスコアが求められているのか?を必ず確認することをおすすめします。
それ以外の目的で長期渡航を計画している方は、IELTS for UKVIの受験が必要ですので十分に注意してください。

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